百年近く未来の世界を舞台にしたSFミステリー。
金星警察の新米刑事トムが出会った「怪しい女」ヒカル。自分は探偵だと言うヒカルは、突如発生した事件に挑む。
海外文学を読んでいるような、独特な文章。SFとミステリーが見事なタッグを組んだストーリー。どこを取っても、そんじょそこらには無い魅力にあふれている。
驚きの展開が好きな人にもおすすめだ。第2章では探偵のヒカルが誘拐されるという事態に。そして、第3章ではタイトルにふさわしい大事件が、ヒカルによって……?
並みのミステリーでは満足できない、そんなあなたも間違いなく気になる傑作をどうぞ。
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1章まで読了しました。
まず、SFに読み慣れてない人にはオススメしづらいです。
ただし、90年代のSFが好きな人には抜群にオススメ!
「攻殻機動隊」よりは「カウボーイビバップ」を想起させる、SFをしっかり背景として書きつつキャラの魅力を優先したタイプの作品です。
ヒーローとヒロインのかけあいがメインなところは「THE ビッグオー」が近いかも。
それでありながら、探偵役がヒーローでなくヒロインなのは2010年代のミステリーっぽさがあり、有りそうで無い独特の読み味を醸し出しています。
セリフにはSFらしい習慣やジョークがあり、作者のSF好きがひしひしと伝わってきます。
もちろんトリックもSFならでは!
解決に近づくに連れてビールが減っていく演出もニクいですね。
犯人を追い詰めたあとはサスペンス的になりますが、それがまた楽しい楽しい。
読み進めれば読み進めるほど、作者の筆がノって面白くなります。
1話が3000字~6000字とちょっと重めなのがネックですが、SFの良さがギュッと詰まっている、素敵な作品です。