第3話 はじめましてコトンです
セミが「まあ。マゼラン星の外交官も
大変だな。ただ観測するだけか。
それも5年もかよ。
僕も惑星インセクトから宇宙電磁波に
誤って乗ってしまい。
この辺境の地球で7年もの間。
ボーっと眺めていただけだからな。
なんとなくコトンに同情するぞ。
何もせずに時間を過ごすことは
かなりの苦痛だ。」
「セミ。お前もまさか。せっかちなのか?」
「そうだ。俺様はせっかちなセミだ。
ボーっとはできない。
コトン。お前もか?」
「そうだ。」
「気が合うな。」
「じゃあ。さっそく。彼女の所に連れて行ってやるよ。」
「セミ。どうして彼女の居場所が分かるんだ。
それに彼女の顔さえ、セミお前、知らないだろう?」
「そうだったな。言ってなかったが僕の星。
惑星インセクトの虫は、すべてを
記憶保存できる。
もちろん映像として投影もできる。
まあ、コトン見てな。」
セミの目から光が。
そして俺様の部屋の壁に朝の風景を
スクリーンのように映し出した。
日時も記載がある。
7月16日。
「あっ。彼女だ。」
セミは画像を止める。
アップする。
セミが「コトン。お前もこの画像を保存しろ。
マゼラン星人ならこのくらい容易いだろう。」
「そうだな。」
「しかし、ここの地球人は携帯と言う機械を
使って画像を保存する。
コトンが言うようにここの地球人は
体内画像保存もテレパシー電磁波の通話も
なにもできない。
不便な生命体のようだ。
この制服のセーラー服の彼女は可愛いが。
ただの地球人だぞ。
それでも好きななったのか。」
「そうだ。毎朝の彼女の笑顔を見るだけで
俺様は幸せな気分になる。
こんな感情はマゼラン星ではなかった。」
「コトン。大丈夫か?
たった半年ぐらいで地球に感化されたか?」
「さあな。それに俺様は自転車にも乗れるぞ。
俺様は彼女と一緒に並んで自転車に乗りたいんだ。」
「なんか。キモいな。コトン。」
「いいだろう。それより彼女の居場所は
どうやってわかるんだ?」
「これは惑星インセクトの特有のスキルだ。
虫の目は何万もの目がある。
宙に浮けば一目瞭然。すべてを一瞬で探せる。
コトン。お前も飛べるだろう。」
「まあな。」
「じゃあ。来い。」
俺様はセミと宙を浮いた。
もちろん地球人に見つからないように
透明無色になって飛んだ。
セミが呼ぶ。「こっちだ。あの図書館に
彼女がいるぞ。」
俺様は急降下。窓から中を見た。
セミが「ここは本を読んだり。
勉強をするところだ。女子3人。勉強しているようだな。
水色のTシャツの彼女。髪は肩まで長く。
可愛い。「やっぱり。可愛い。セミ。図書館の中に行くぞ。」
「おい。待て。コトン。いきなり行くな。」
俺様は彼女の所に行き「俺様はコトン。君を好きになってしまった。」
ストレートすぎる。
2人の友達がドン引き。
静かな図書館内がざわつく。
セミが遅れて飛んでくる。
「私はキャンディ。コトンね。
お友達ならなってあげてもいいわよ。」
2人の友達が「何をいってるのキャンディ。
あったばかりの人に。
変なストカーだったらどうするのよ。」
「大丈夫。私、彼のこと知ってるの。
毎朝。3丁目の学校前の交差点。
白いマンションの5階から見てたでしょう。
かなりのイケメンで目立っていたから。
正直、私もあなたと話してみたかったのよ。」
「キャンディ・・・確かに彼はイケメンだけど。」
そこへセミがまさか彼女は・・・。
「おーい。セミ。彼女と友達になれたぞ。
セミのおかげだ。」
キャンディの友達2人があわてる。
「セミがしゃべったーーー!」
もう一人の友達が
「あー。もうどうでもいいわ。
イケメンがキャンディに告白。
セミがしゃべるし。これが?夏休み・・・?」
キャンディが「そう。かもね。」
俺様はこの明るい彼女。
キャンディをますます好きになった。
地球人。最高。
夏休みか。
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