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概要
先の見えない人生でも、線路だけはつながっている――そう思っていた。
神戸の学生寮で一人暮らしを始めた「僕」は、洗濯さえ億劫になり、わずか一週間で実家へ逃げ帰ろうとする。
洗濯物を詰め込んだ、異様に膨らんだカバンを抱えて向かったのは、寮からほど近い西元町駅だった。
湾曲したホームの先には何があるのか、ここからでは見えない。
それでも線路は確かにつながっている。
そんな西元町駅の姿に、自分の人生を重ねながら、僕は電車を待つ。
やがて青と薄いクリーム色の電車がホームへ滑り込んでくる。
車両とホームのあいだには、人の足を丸ごと飲み込めそうなほどの隙間があった。
黄色い警告ランプが明滅する。
その光を見つめながら、僕は思う。
これから何か、奇怪なものが現れる――と。
洗濯物を詰め込んだ、異様に膨らんだカバンを抱えて向かったのは、寮からほど近い西元町駅だった。
湾曲したホームの先には何があるのか、ここからでは見えない。
それでも線路は確かにつながっている。
そんな西元町駅の姿に、自分の人生を重ねながら、僕は電車を待つ。
やがて青と薄いクリーム色の電車がホームへ滑り込んでくる。
車両とホームのあいだには、人の足を丸ごと飲み込めそうなほどの隙間があった。
黄色い警告ランプが明滅する。
その光を見つめながら、僕は思う。
これから何か、奇怪なものが現れる――と。
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