迎え火の夕への応援コメント
最初は、初盆に帰ってきた従兄と過ごす穏やかな夏の夕暮れとして読んでいたんです。
これは…最後まで一回読んだ後、姿勢を正して二回目を読みました。
うわああぁ…二回目で泣きました…。
以下は二回目の感想です。と言うか衝撃すぎて一回目がぶっ飛びました。
冒頭の「一年ぶり」も「またちょっと老けた?」も、慎司が一瞬怪訝そうにしてから「お盆だもんな」と納得したことも、全部がまったく違う意味に見えて…。
靖尋は十八歳で亡くなったのに、盆が来るたび千尋と一緒にひとつずつ歳を重ね、今年は三十歳の姿で帰ってきたんですね。
慎司を見て「デカくなったな」と言うのも、警察官になったことを知らないのも、靖尋にとって慎司は十二年前の少年の印象が強いからだと気づいて、もう…。
なかでも「ヤっちゃんは優しいね」「どうした? 何をいまさら」が、再読するとあまりにも重かったです。
十二年間、毎年帰ってきて、千尋の話を聞いて、笑わせて、眠った肩にはケットまで掛けていく。しかも「優しい従兄」だと思っていた靖尋が、本当はずっと妹を見守っていた兄だったなんて…私はもうどんな顔をして読めばいいのかわかりません…
「死んだら終わり」「サッサと生まれ変わる」と言った祖母は帰ってこないのに、靖尋だけは千尋を置いていけず、毎年律儀に帰ってくる。
靖尋の正体を知って驚くのではなく、それまで何気なく読んでいた優しさのすべてが一気に襲ってきました。
一回目と二回目で完全に別物です。同じ文章がまるで違って見えるのが本当にすごかったです。
「まだ送り火、焚いてないのに」で完全に駄目でした。
靖尋、今年も千尋が眠るまでそばにいてくれたんですね…うぇぇ、これは泣きます…。
夏にぴったり、そして素晴らしい読書体験をありがとうございました😊
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
2回読んでくださったこと、そして諸々の仕掛けや祖母と靖尋の対比など、私が置いたものに気づいてもらえてとっっっっても嬉しいです😭
靖尋は、まだ幼かった千尋のことが心残りで仕方がない。
一方で祖母はといえば、本人が言っていたとおり、千尋に与えられるものは全て与えた自負がある。
野暮かもしれませんが執筆中の私の思いをひとつ付け加えると、靖尋は祖母にとっては千尋同様に孫の一人なんですよね。毎年健気に帰ってくる彼をどんな思いで迎えていたのだろう……なんて考えながら書いておりました🥲
いやー……しかし……
少しテクニカルなことをしてみた作品だったので(当社比)、伝わってよかったです!!
作者冥利に尽きるコメント、そしてレビューまで😭😭本当にありがとうございます!!
迎え火の夕への応援コメント
企画よりお邪魔します。
っくぅぅーーー!
危なかった…
朝からちょちょぎれるところでした…
懐かしい穏やかな夏の景色
所々に感じたたしかな違和感
全てをかっさらっていく怒涛のクライマックス
うああああ…
たまらんです…
ステキな作品、堪能させて頂きました
ありがとうございましたm(_ _)m
作者からの返信
自主企画から目を留めてくださってありがとうございます🙏
そしてちょちょぎれ未遂、失礼しました!笑
どこかの田舎、或いは下町にありそうなお盆の風景に忍び込んだ、彼岸と此岸の物語でした。
そこはかとない違和感が最後に繋がるのを感じ取っていただけたなら本望です!
こちらこそ、お読みくださったこと、そして素敵な感想をありがとうございました。とっても嬉しいです!