第29話 頂上の音への応援コメント
7mを埋める高速トルクはそれ程重くは無い。どちらかと言えば回転力の方なので意識一つ変わるだけで埋められる場合もある。前輪を手で叩いて回すとき最高回転出すならどうするか?スピードだけで大きなトルクは不要。
タレないならペダルの回し方を変えるだけ。最近の生理学ではハムストリングは股関節を進展するだけではなく筋肉を膨らませて膝を伸ばしている、説まである。
二億を稼ぎたいなら二億に相応しい頭も要る。
作者からの返信
「重いギヤで踏む」ではなく「回し方を変える」——うちの主人公にとても向いた解法です。前輪を手で叩いて回すとき、どうすれば最高回転が出るか、という喩えが直感的で助かりました。ハムストリングが膝を伸ばしているという説も初耳で、そのまま調べに行きました。「二億を稼ぎたいなら二億に相応しい頭も要る」、これはこの作品の主題そのものなので、台詞にしたいくらいです。
第28話 教えた技で殴られるへの応援コメント
寝られないときは734呼吸法ですかね〜。
作者からの返信
734呼吸法、初めて知りました。この主人公は寝つきだけが無駄にいいので出番がないのですが、眠れない夜のあるほうの人物に持たせます。ありがとうございます。
第25話 値札のない一日への応援コメント
めっちゃ面白い!
作者からの返信
ありがとうございます! 値札の話ばかりしている作品なので、値札のない一日をどこかで一回だけ書きたかったんです。楽しんでいただけて何よりです。
編集済
第7話 仕掛けの消えた日への応援コメント
「湿っぽさ、五秒で消滅」のシーン、面白かった!
作者からの返信
ありがとうございます! この主人公、落ち込む才能だけが本当にないんです。湿っぽい空気を五秒で乾かす男として、最後まで走らせます。
第23話 ブレーキ、ある!!への応援コメント
おもろかった。
続きなくて、『ここで終わんのかよー』って言ってしまった笑
作者からの返信
ありがとうございます! そこで言わせたくて切りました。いまは毎日20時15分に続きが出ているので、どうぞ心置きなく。
第23話 ブレーキ、ある!!への応援コメント
「脚を止めて回復」←ピストに乗っている選手でこう考える人はいません。ペダルが勝手に回って脚が無負荷で回ることで静脈血が肝臓に向かって循環して乳酸が分解されて回復する。
適正組だから思うことかも知れませんが。
特にふくらはぎの筋肉が柔らかいと回復傾向が強くなる。踏み直しの強い選手は力を抜いたときに筋肉は水入りのコンビニ袋を摘んだレベルです。脚が太いならその分回復に時間が掛かります。
作者からの返信
これは大事なところを直していただきました。固定ギヤなら脚は止まらない、勝手に回されて無負荷で回ること自体が回復なんですね。「止める」ではなく「回されるまま流す」。主人公の武器が回復なので、いちばん間違えてはいけない場所でした。力を抜いたときのふくらはぎが水入りのコンビニ袋、という手触りも強烈です。踏み直しの描写に使わせてください。
第21話 打ち込み二十本への応援コメント
業務でトライアスロンやってた頃の体内時計の1秒はゆっくり急げ、と『スケーターワルツ』でした。旋律が常に1秒。
噛み合う呼吸数と心拍は一息四脈なのでそれにリンクするケイデンズを合わせる。逆にピストはギヤを変えられないので呼吸をケイデンズに合わせる。最後は呼吸止めて腹圧上げて....死ぬな。
作者からの返信
三条さん、いつもありがとうございます。
体内時計を数字ではなく旋律で持つ、しかも標語が「ゆっくり急げ」——イーブンペースの説明として、これ以上短いものはない気がします。
一息四脈にケイデンスを合わせる、ただしピストはギヤを変えられないので逆に呼吸をケイデンスに合わせる、というのも唸りました。拍子を自分で決められる競技と、拍子のほうが先に決まっている競技の違いですね。いまの主人公は「自分で刻む」側なので、プロに上がったあたりで拍子の主導権を機材に取り上げられる回をやりたくなりました。ありがたく持っていきます。
最後は呼吸を止めて腹圧を上げて……どうか死なないでください。ラストの踏み直しが無呼吸だという話、いちばん怖くて、いちばん美味しい情報でした。
第16話 プロの風と、百円の見立てへの応援コメント
一応「関係者」は車券を買える場所に行っては行けません。なので私もバンクに確認行くときは車券売り場に近付きません。まあスマホで買えるので形骸化してますが。
昼間でもナイターでも今は殆ど人が居ませんが。
作者からの返信
これは完全にご指摘のとおりで、書いているときに抜けていました。候補生を場内に入れたうえ、予想まで言わせて客に買わせているので、いま読むとかなりまずい絵ですね。「売り場には近づかない・車券のやり取りは向こうが勝手にやる」線へ直します。教えていただいて助かりました。
場内の入りについては、主人公の初見の高揚に寄せて少し盛りました。この先の場内描写では、空いている側も一度ちゃんと書きます。
第11話 壁の越え方への応援コメント
先行を流体力学で後ろから削る距離があります。ビタ付けではなく後ろの風が後車のステム巻き込む辺りで少し引っ張られる様に感じるとその分前車が負担しています。
ごく僅かですが600mずっと逃げているなら末脚は削れます。
作者からの返信
これはすごいものをいただきました。「ビタ付けではなく、後ろの風が後車のステムを巻き込むあたりで、少し引っ張られるように感じる距離」——その距離のぶんだけ、前の脚が消えていく。図が浮かびました。
この作品では、番手が前から取っていくものを「家賃」と呼ばせているのですが、その物理的な中身をもらった気分です。主人公が後ろの席を覚える章があるので、そこで"削る車間"として使わせてください。ついでに、この回で先行の男が垂れたのも、六百メートルぶんそれをやられたからだ、ということにしておきます。
第17話 帰省中も伸びる男への応援コメント
最初の賞金の使い道が業務用炊飯器に笑えた
でも、いい息子だね~!
作者からの返信
ありがとうございます! 初任給の使い道が家電、しかも業務用というのが、この母子のちょうどいい距離だと思って書きました。あの炊飯器、この先も出てきます。
第10話 どっちなんだよお前はへの応援コメント
全ての競争を2着で済ませたら特進は出来なくてもGP決勝には届きます。一発二億にはならなくてもG1とG2を全て2着なら三年で赤パンのSSです。
その頃には賞金総額で二億行ってるかな?
作者からの返信
その計算、主人公が一番好きなやつです。実際この男は「一着を一回より、二着を三日」で食える競技だから競輪を選んでいるので、二着の値打ちの話には全面的に賛成すると思います。
ただ、本人が年収二億に期限をつけてしまったので、たぶん三年は待てません。……という理由で、この二着理論は「正しいけど遅い」と却下される役で使わせてください。正しい選択肢が正しいまま隣にあるほうが、選ばせる甲斐があります。
第9話 捲りは、後出しの早駆けへの応援コメント
ロングの捲りは「カマシ」と言います。
作者からの返信
「カマシ」、ありがとうございます。用語をひとつ、正しい名前でいただきました。
この作品、世間が主人公に名前をつけていく話でもあるので、業界の言葉はとても助かります。プロに上がってからの実況と解説の口に、きちんと乗せます。
第16話 プロの風と、百円の見立てへの応援コメント
年配者に好かれる若者は仕事が出来るのよ!
作者からの返信
ありがとうございます! たしかに、この主人公は同世代より先におっちゃんに好かれるタイプです。まっすぐ聞く人間は年配者に強い、というのは書いていて実感しました。
第2話 天才のアドバイスは擬音でできているへの応援コメント
競輪選手は自衛官と同じく「特別国家公務員」なので法律遵守義務がある。
天才の感覚は言語化できない限り技能に留まるので、怪我でその天才性が消えたら技術として再現できない。再現性を求めるなら言語化が大事。
作者からの返信
「天才の感覚は言語化できない限り技能に留まる」——この一行、まさにこの話を書いた理由そのものでした。擬音でしか話さない天才を最初に置いたのは、"再現性のない強さ"を主人公の対岸に立てておきたかったからで、以降はずっと、言語化できる側が言語化できない側をどこまで追えるかの話をしています。
怪我でその天才性が消えたら技術として再現できない、というのも重い一行でした。この先の展開の芯に関わるところなので、コメントを見てひとりでニヤッとしていました。
第1話 十七年間クソステだった俺、バグった二項目に気づくへの応援コメント
試験で止まった宿はサイテルでしたね。私が受けた頃は100m、1500m、立ち幅跳びでした。周りがパンチ君だらけで一年も同じ宿舎で暮らせないと二次試験は競輪場に電話して断りました。食堂での会話を聴いていてヤヴァい位アホが多過ぎました。
今は適正の割合が10人に増えていませんでしたっけ?(受けた頃は5人でしたが)
競輪学校(今は養成所)はルール通り走るための場所で強くするための訓練はやっていません。どの選手に聞いても同じ答えでした。
競輪で必要なのは周回中のグリコーゲン(1分)、ダッシュのクレアチンリン酸(10秒)であって持久力ではありません。
勝負を決めるのは残り600〜800mでトップスピードに上げる脚(クレアチンリン酸)とそこから惰性時間(グリコーゲン)に脚を回復させ、最後に踏み直し(クレアチンリン酸)を如何に作るか?です。
脚は太くなくてもペダルに掛かるトルクはさほど大きくありません。外から見る能力と実際の能力にはかなりの乖離があります。
作者からの返信
三条さん、いつもありがとうございます。実際に受けられた方の話は、重みが違いますね。
「残り六百〜八百でトップスピードに上げて、惰性のあいだに脚を戻して、最後にもう一度踏み直す」——ここ、まさにこの作品が賭けている一点です。主人公の武器は持久力そのものではなく、その"戻り"のほうで、戻りが速いからもう一回踏める男、という設計にしています。自分がやろうとしていたことに名前をもらった気分でした。
適性枠は、作中は五人でやっています。実際は年によって動くところなので、そこは物語の都合を優先しました。「養成所はルール通りに走るための場所」というのも、あの一年の描き方の芯にしておきます。
第9話 捲りは、後出しの早駆けへの応援コメント
瞬発力も、最高速度もないんだから駆け引き自体が無駄なんじゃないか?
スタミナから逆算した位置からの超ロングスパートが最適解で他のこと考える意味がない気がする
作者からの返信
その読み、かなり正解に近いです。瞬発も最高速もない人間が勝つなら、結局そこに行き着く——というのは主人公も後々気づきます。ただ、真後ろにぴったり付かれると超ロングスパートはただの餌になるので、駆け引きは「どこで仕掛けるか」から「どうすれば気づかれずに仕掛けられるか」のほうへ移っていきます。先を当てられていて、少し焦りました。
第8話 俺も観察されていたへの応援コメント
**が残ってる所が何箇所かあります。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。全話ぶん確認して、傍点に直しました。百十箇所ありました……。教えていただかなければ気づかないままでした。
編集済
第13話 あんた、仕掛ける前に後ろを見るへの応援コメント
合同イングリッシュ授業でガールフレンドGET
片瀬君良かったね~
熊井君頑張れ~
作者からの返信
ありがとうございます! ……ただ本人たちは、あくまで「取引先」だと言い張っています。熊井は熊井で、そのうちちゃんと見せ場が来ますのでご安心ください。
第6話 教科書の男もノートを持っていたへの応援コメント
おもろいです。
続きが気になる小説が一個増えました
作者からの返信
ありがとうございます! 一個増やせて光栄です。毎日20時15分に更新しているので、増えたぶんはしっかり供給します。
第4話 作戦名「沼」への応援コメント
主人公の走りが泥臭くて最高です!
作者からの返信
ありがとうございます! 数字が見えるだけで、やっていること自体は地味で泥臭い男です。そこを面白がっていただけるのが、いちばん嬉しいです。
第2話 天才のアドバイスは擬音でできているへの応援コメント
競輪選手が国家資格という事にビックリしたんだけど何故かしら?
作者からの返信
車券を売る競技だから、というのが理由だと思います。競輪は自転車競技法にもとづく公営競技なので、走る側も法律の枠のなかで管理されていて、養成所を出て資格検定に受かり、選手登録をしないと一本も走れません。逆に言えば、受かった瞬間から「賭けられる側」になるということでもあります。作中でそこをしつこく書いているのは、そのためです。
幕間① 早期卒業の新人・御影迅、デビューから異次元な件への応援コメント
あの〜ビルダーばかりいるジムで300kgでレッグプレスやってたらA1の競輪選手に話しかけられまして、適正の一次だけ受かって二次を断った話をしましたら「潜在能力は明らかに技能組より高いんだから3年位でS1上がって後はウハウハなのに勿体無い」と言われました。
現在の自転車はフルカーボンで完全剛体。筋力があればどう踏んでも進むから「柔らかいクロモリパイプ」のハンドルやフレーム、何より撓むスポークホイール。
背筋力200kgの私が力任せにハンドル引くとアッサリ曲がります。EUの選手が参加する国際競輪でもどんなに自力差があっても簡単には優勝出来ないのはこれがあるからです。
実際ヒューブナー(ドイツ?)と言う選手は発走機から出た瞬間ハンドル曲げて再スタートになりました。
で、自転車を中高大とやって来た選手は殆どがフルカーボンなので柔らかいフレームではどう踏んでも違いが判らずセッティングが出せない選手が多い。
逆に適正は最初からクロモリフレームの競輪規格でしかやったことがないので逆に有利だったりします。なんか大学の自転車部から選手になった同県選手に適正組がセッティング出してやって半年ぶりに決勝乗ったとか話を最近聞きました。
掲示板はアテになりませんね。
作者からの返信
これは知らない話ばかりで、読みながら唸っていました。剛体のフルカーボンで育った選手が、撓むクロモリと撓むホイールではセッティングを出せない——「機材のほうが選手を選ぶ」という構図、そのまま一章になりますね。適性組が最初からその規格しか知らないぶん有利になる、というのも痛快です。発走機を出た瞬間にハンドルを曲げた話は、想像して笑ってしまいました。ありがたく持っていきます。