一見すると身近な出来事を綴ったエッセイなのに、読み進めるほど「この人は次にどんな角度から世界を見るんだろう」と楽しみになります。
政治や食べ物、日常の出来事から幻想的なお話まで、1分という短さなのに世界がころころ変わるのが面白いです。特に私は「向日葵ろくろくび」が気になってしまい、不思議で少し怖いのに最後まで引き込まれました。さらっと笑わせたかと思えば、「三回忌」では静かな余韻も残してくれて、その振れ幅が心地よかったです。
肩の力を抜いて読めるのに、ときどきハッと考えさせられるエッセイです。次はどんな気まぐれな発想が飛び出すのか、続きを楽しみに読み進めたくなる作品でした。