概要
「私、ちゃんとしたところに住みたい。小さくても、狭くてもいいから」
「そろそろマンションでも買おうよ」
妻からの一言に「うん」と返すも、そんな気はちっとも起きなかった。
仮に二千万の部屋を買ったとして、月の返済額は八万程。諸経費合わせて十万。それを三十年。一見問題ないように感じるが、今は共働きで世帯年収五百万。どちらかが倒れたらどちらかが死ぬ。倒れなかったとしても転職を余儀なくされ収入が減ったら、働ける時間が減ったら、その時点で生活が逼迫し、ローンを支払うだけの人生となってしまう。マンションの購入など、とても怖くてできない。妻だってそれは分かっているはずである。それでも尚、彼女は言葉を続ける。
妻からの一言に「うん」と返すも、そんな気はちっとも起きなかった。
仮に二千万の部屋を買ったとして、月の返済額は八万程。諸経費合わせて十万。それを三十年。一見問題ないように感じるが、今は共働きで世帯年収五百万。どちらかが倒れたらどちらかが死ぬ。倒れなかったとしても転職を余儀なくされ収入が減ったら、働ける時間が減ったら、その時点で生活が逼迫し、ローンを支払うだけの人生となってしまう。マンションの購入など、とても怖くてできない。妻だってそれは分かっているはずである。それでも尚、彼女は言葉を続ける。
ありがとうございます。
何かしましようか? 靴舐めたりできます。ぺろぺろ。
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