概要
死んだ犬と同じ名前の義姉は、笑って命令する。嫌なら嫌だと言え、と。
白玉つばきは、ほとんど口を開かない。感情なんて消耗でしかないと決めているからだ。
ある日、父が再婚した。連れてこられた義姉・花笠こがねは、同じ高校の同じ学年で、
何があっても笑っている。そして、つばきが死なせた飼い犬と、同じ名前をしていた。
こがねはつばきに命令する。嫌なら嫌だと言え、と。言わなければ何もかも自分の思い通りにすると告げて、体に触れてくる。つばきは義姉の名前を呼べないまま、
抵抗の仕方だけを教え込まれていく。
ある日の夜。つばきは初めて、自分の望みを口にする。
「死にたい」
「いいね。それ」
ある日、父が再婚した。連れてこられた義姉・花笠こがねは、同じ高校の同じ学年で、
何があっても笑っている。そして、つばきが死なせた飼い犬と、同じ名前をしていた。
こがねはつばきに命令する。嫌なら嫌だと言え、と。言わなければ何もかも自分の思い通りにすると告げて、体に触れてくる。つばきは義姉の名前を呼べないまま、
抵抗の仕方だけを教え込まれていく。
ある日の夜。つばきは初めて、自分の望みを口にする。
「死にたい」
「いいね。それ」
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