最後まで読んでみて、
これは、なんというか……ネタバレの先の結論について、誰かと話し合いたくなるタイプの物語だと思った。
つまり……これくらいだったらネタバレにならんのか……
「主人公の『アレ』は本当に『アレ』してたのか」
これじゃあ意味がわからんな。
主人公は、オカルトを題材にyoutube業界で配信している人間。
この間、幼馴染が失踪した。
彼は、父の死を予見した、競馬とデイトレーダーで儲けるいわゆる、「わかる」やつ。
……今の主人公の輪郭を作り出した張本人だ。
彼の死のあと、主人公にも関係のないはずの自室でなぜか波の音が聞こえるようになり……?
* * * * *
以下ネタバレを含むので、
感想を語り合いたい人間以外は反転をお願いします。
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つまりだ。
主人公にも、能力があった。ということなのか、
それとも、ワカルや主人公に何かを「見せて」いた別の存在がいたのか、
どっちだと思う?
という話がしたい。
この世に不可思議は存在するのか?
それはなんなのか?
そして、友人の死の真相は!?
「見える」「わかる」「聞ける」
とは、一体、どういうことなのか?
ご一読を。
因果応報というか、「分相応」を踏み越えてしまったペナルティというか。
主人公のキケル。彼は「聞こえないものが聞こえる」という特殊能力があるという形で動画配信者として人気を得ようとしていた。
そして本物の予知能力者の「ワカル」が謎の失踪をしたことをダシにして注目を得ようとするが……。
その後、彼の身に起きた出来事。
ワカルの失踪事件というもの自体が、不用意に手を出していいものではなかったのかもしれない。
オカルト系のユーチューバーというのは、「自分からのこのこと危険な場所に踏み入って酷い目に遭うために生まれてきた人種」と解釈してもいいのかもしれない。
キケルは一体どんな運命を辿るのか。そして、ワカルの身には何が起きていたのか。
本作は以前に書かれた「俺にはわかる」の短編と対になった作品になっているのではないか、と読んでいて気づかされました。
ワカルの迎えた結末や、キケルが不思議がっていた出来事などについても、こちらを読むと色々と符合していき、カタルシスが得られるのも特徴的です。