レビューを書かなければならない、急き立てられるような気持ちで画面を開いたまま固まっています。
何か言葉を残して置かなければならない、しかし、言葉にならない……。
ひょっとしたらこの物語の主人公も似た心境だったのかも知れません。
現場で向き合ってきた主人公とはもちろん比べることはできませんが、兵器としての記録ではなく、確かに生きていた人間の記憶を残そうとした寡黙な主人公の心境にふと触れられた気がしました。
奇しくも今日は8月6日、この作品が完結を迎えた日は、広島に原爆が落とされた日です。
読むべき時に読ませて頂いた作品――。
言葉にならないまま抱える「黙」とした心の重みこそ、レビューで書きたかった「言葉」なのかも知れません。
作者様、ありがとうございます。