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君に栞を打ったのは

君に栞を打ったのは

橘 四季

おすすめレビュー

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★★★
★6
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • Lina Ictus Fluctus
    66件の
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    ★★★ Excellent!!!

    言い切るたびに、言い切れないものが増えていく物語。

    朝、学級日誌をめくっていると、栞がすとんと落ちてくる。
    そこに書かれているのは、「あなたが好きです」という言葉だけ。

    誰に向けたものなのか。
    誰が書いたのか。

    ほとんど手がかりのないところから、語り手の確信だけが先に動き始めます。

    同じ言葉が、置かれる場所によって少しずつ違う響きを帯びていく。強く言い切られているのに、そのすぐ隣には、まだ決まらないものが残っている。その感触が印象的でした。

    出来事を急いで追うよりも、言葉の時制や距離、その間に置かれた沈黙を読んでいく作品だと思います。

    • 2026年7月29日 21:38