婚約破棄から始まるので、最初はよくある悪役令嬢ものかなと思ったんですが、読んでみたらセリーヌが思っていた以上に面白い。
外では完璧な公爵令嬢なのに、素になると口が悪いし、意外とポンコツなところもある。それでいて魔獣相手には普通に強い。
そして保健室係として過ごす時間だけは、本当に楽しそう。
アウルとの関係も、「いや、もうお互い好きじゃん!」と言いたくなるくらい、読者からすると分かりやすいのに本人たちだけが噛み合わない(笑)。
そこに小鳥や黒ローブまで絡んできて、恋愛だけでなく事件もちゃんと動いていくので、テンポよく読めました。
何より、重くなりそうな展開でもキャラクターの掛け合いで笑わせてくれるのがいい。
悪役令嬢ものが好きな人はもちろん、ちょっと変わったラブコメを読みたい人にもおすすめです。