第三幕への応援コメント
本当に本当に、かっこよすぎる。
この小説の、多くを書きすぎない描写の感じが好きです。
冒頭にあった、
"本来は2機一組で連携する戦術を、奴はたった1機で演じている。まるで見えないもう1機がいるかのように。"
この一文を思い出しました。
テオの技術力の高さを例えたのかと思っていたら、ぐっとくる仕掛けだった。
テオはあの模擬戦で何を思っていたのか。想像してしまいます。
テオとクルトの関係が、主人公と兄の関係に重なるところで、ハッとしました。この物語は、誰にでも重なりうるもの。テオとクルトは、片方が死を迎えて、永遠にすれ違ったまま。主人公と兄はまだ、2人とも生きている。
テオとクルトに叶わなかったIFのルートを、我々は作ることができる。まだ、間に合う場所にいる。
最後に、機影が見えたところが、本当よかったです……!!
答えはあった! きっとテオも気付いていて、でもその答えを信じるのが怖くて、飛びながら探していた。
それがようやく見つかった! 答えを信じることができた!
第二幕(5)への応援コメント
> まるで鏡に向かって剣を振るうようだった。
この表現が好きです。
クルトとテオは寸分違わぬ存在なのに、心が正反対になってしまっているのを感じます。
また、虚しさも感じます。鏡に向かって剣を振っても相手に届かないから無意味だという虚しさ。
テオの葛藤や矛盾もひしひしと感じます。
クルトをとめなければならないが、自分にとめられるだろうか……技術と心理の両面で。
そして、今回とめたとして、それで貨物列車の件は解決せず、クルトの心も休まらな。自分が彼をとめる意味はあるのだろうか。正義とはどこにあるのか。
主人公が何重もの正義、大義、友情、そのほか様々なものとせめぎ合って、引き金に指をかけたり、心の中で言い訳をしたりするのを読みながら、心臓が痛くなるほど共感しました。
終幕への応援コメント
太田さんのXから来ました。航空機ショーとか戦闘機映画とかそんなにみたことないのに、場面が目に浮かびました。航空機の位置関係や繰り返される通信の描写がクルトとテオの信頼関係や、もう引き返せないところまで来てしまったことを表していてすごいです。歴史の結果を知っている読者から見ると、第二幕の3、4あたりでは、だめだめ!そっちいっちゃだめ!といいたくなりますが、どうにもならない…
最後の主人公と兄の関係に落ちてくるのも素敵だと思いました。これは読み返したくなりますね。