※連載中の作品を、第22話まで読んだところでの感想です。
潰れかけのクランのマスターを押し付けられた三十八歳が主人公です。前世は四十代のサラリーマンで、唯一の趣味だったスマホゲームの課金データが、そのまま今世の戦力になる。しかも召喚できるのは課金ガチャで引いたキャラだけ、というのが正直で笑いました。天井七万、最終育成十二万、みたいな数字がいちいち出てくるんですよ。財力が戦力です。
イベント屋として感心したのは、この人の上司としての立ち回りでした。部下が淹れてくれたお茶を、ちゃんと断るんです。誰がやってもいい優先順位の低い雑用は、それが必要だと思った人がやればいい、と。しかも断る理由が「こういう小さな積み重ねが、いずれ人を辞めさせるから」。前世で見た駄目な上司を反面教師にした自分ルールもずらっと並んでいて、あそこはページを戻して読み直しました。
その一方で、ガチャで引いた極道たちが本気で慕ってくるので、この人はずっと胃を痛めています。そこが可笑しい。
続き、楽しみにしています。