Liner Notes-Case.0

・本作を書くきっかけになったエピソードである。


・もともとは短編で月生げっしょうと太陽もこれきりのキャラクターのはずだった。しかし、この世界観が使い捨てるにはもったいなく思えたので世界観を膨らませ、二人を主人公に据えたバディ物として他のエピソードも構築していく形となった。


・本作の世界観は韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』と特殊設定ミステリ『楽園とは探偵の不在なり』から着想を得ている。信仰というテーマ自体が好きなのだが、「もしも本当に神が存在するとわかったら人間はどう振る舞うのか」というソリッドな問いに惹きつけられるのだと思う。


【冬空ひまわり】


・最初に書いた時は弁護士であり、太陽とは恋人同士の設定だったが、恋人がいたというのはノイズだなとの考えから今に至った。太陽のキャラ自体がだいぶ変わってしまったのだが、恋愛が混じるよりも純然たる同志の方がテーマには合致するし、翻案して正解だったかと思う。


・ヰ坂は何となく「名前が四文字の日本人女性」(のネーミング)に惹かれるところがあり、彼女もそうなった。日本人で女性的な名前、かつ四文字となると花の名前が多くなると思うのだが(すずらん、茉莉花など)ひまわりは太陽と相性がいい花であり、もとの設定が弁護士なので弁護士バッジの花、正義の花の意味もある。日車寛見。




 

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