まだ3話までしか読めていないのですが、ヒロインの絢子があまりに良いキャラをしていて、思わずレビューを書かせていただきました。
かつては東京の有名企業で将来を嘱望されたエリートだったのに、今は港町の叔母の家で昼まで寝て、ひたすら怠惰に過ごす日々。でも、ただのダメ人間ではなく、いとこの栄一に対して論理的すぎる屁理屈で完論破してしまう「元エリートの片鱗」が見え隠れするのが痛快です!
お好み焼き屋での漁師たちの無茶苦茶な「賭け」から始まり、スナックで明かされるホロリとくる事情(亡き夫といかだ競争のくだり)……と胸が熱くなった直後に、やっぱり下心丸出しで思い切り蹴り飛ばされる勝のオチには思わず笑ってしまいました。シリアスとコメディのテンポが絶妙で、グイグイ読み進めてしまいます。
今はやる気ゼロの絢子が、いかだ競争や町の人たちとの関わりを通して、これからどう変わっていくのか。彼女が再び自分の足で立ち上がる姿が見られるのか、この先の展開を追うのが今からとても楽しみです!