概要
家伝の秘譜を盗んで腹黒幼馴染に貢いだ7年目のクズ彼氏....
東京国際女流名人杯の決勝前夜、彼氏の幼なじみである朝倉優奈は、私が手にしていた家伝の秘伝棋譜を指さし、笑いながら尋ねた。
「これ、佐倉家に伝わる秘伝の棋譜なんですよね。最後の一手は門外不出だって聞きました。少しだけ見てもいいですか?」
私が口を開くより早く、七年付き合ってきた彼氏、神谷周が私の手から棋譜を抜き取り、彼女の掌に置いた。
「いいよ。好きに見ればいい」
優奈は秘伝棋譜を抱え、耳障りなほど甘い声を出した。
「本当にいいの? 佐倉さん、怒らないかな? この大会のために三年も準備してきたのに、私がこの一手で逆転しちゃったらどうしよう」
周は淡く笑った。
「それなら、ちょうどいいじゃないか。明日は優奈の誕生日だ。彼女には、その優勝がプレゼントとして必要なんだよ。璃茉は誕生日じゃない
「これ、佐倉家に伝わる秘伝の棋譜なんですよね。最後の一手は門外不出だって聞きました。少しだけ見てもいいですか?」
私が口を開くより早く、七年付き合ってきた彼氏、神谷周が私の手から棋譜を抜き取り、彼女の掌に置いた。
「いいよ。好きに見ればいい」
優奈は秘伝棋譜を抱え、耳障りなほど甘い声を出した。
「本当にいいの? 佐倉さん、怒らないかな? この大会のために三年も準備してきたのに、私がこの一手で逆転しちゃったらどうしよう」
周は淡く笑った。
「それなら、ちょうどいいじゃないか。明日は優奈の誕生日だ。彼女には、その優勝がプレゼントとして必要なんだよ。璃茉は誕生日じゃない
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