スクールカーストの頂点で完璧さを演じるギャルと、裏では4万人のフォロワーを魅了しながら学校では透明な存在である地味女。一見すると相容れないふたりが、ある秘密を通じて結ばれていく心理描写が、この作品の最大の魅力です。
本作は二人の視点を交互に描くことで、「あの子をもっと知りたい」けれど「秘密が知られたら困る」というもどかしさを見事に表現しています。特に内面の感情が爆発する瞬間のリズム感は、読んでいてドキドキさせられます。彼女たちの驚き、戸惑い、喜ぶ複雑な感情が面白おかしく表現されているのでページをめくる手が止まりません。
3話目までにふたりの交流も本格的に描かれていき、序盤からすでに物語が大きく動き出すので「次はどうなるんだろう」という期待感に駆られます。
百合好きにはもちろん、そうでない方にも、もどかしくも尊い青春の交流を求める方なら必ず惹き込まれる一作です。