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  • 猫小路葵様、はじめまして。コメント失礼いたします。

    切なくも、市井の人々と同様に私も美しい話と思ってしまいました。月の下で今生の別れを告げる御台様の描写は、息を吞むほどに美しかったです。

    木化病を患ってからのおふじと佐吉の間で、どんな時間が流れたのか……

    作者といえどあえてそこには立ち入らなかったことに、つっけんどんな佐吉の不器用な優しさをおもんぱかる猫小路様の気遣いが見えたような気がしました。

    簪を挿す時に佐吉もまた、その“木”が少しでも美しくあれるように月の夜を選んだのかもしれませんね……

    素敵なお話を読ませていただき、ありがとうございました!

    作者からの返信

    浦松夕介様
    はじめまして、浦松様。お返事が遅くなり申し訳ありません。
    御台所の最期を美しいと言っていただき、とても嬉しく思っております。登場した二組のカップルは生い立ちも何もかも違い過ぎる者たちでしたが、そんなこととは無関係に死は平等に訪れました。彼らに思いを馳せていただき、作者として望外の喜びを噛み締めているところです。
    また、勿体ないようなレビューもいただきました。感激しながら繰り返し拝読しております。
    作品をお読みいただき、ありがとうございました。

  • 恐ろしい病を扱いながら美しく静謐なタッチで描かれるこの物語。
    ストーリーは全く異なりますが、ぼくの好きな漫画『EDEN』(遠藤浩輝先生)が思い浮かびました。
    とても素晴らしかったです。
    読ませて頂きありがとうございました!

    作者からの返信

    志乃亜サク様
    お読みいただき、レビューコメントもありがとうございます!過分な言葉の数々をありがとうございます。うれしくて何度も読み返してしまいました。
    お題の「成」と「定」から将軍の名前を連想し、最初は上様と御台所だけが登場する話としてイメージしていましたが、途中で市井の名も無き人々の顔が浮かび、最終的にこうなった次第です。病は人を選ばない……特に昔は治療法もなく、死もまた平等に訪れていたのでしょうね。
    コメントとてもうれしかったです。ありがとうございました。

  • とっても美しくて感動しました!

    いいなー、痛みがないし、叶えられるものならこれがいいな。
    死んだ後に色んな人に色んな手間をかけてしまうことを思うと頭が痛くなってしまうので。

    どこかで読んだ
    「人は、美しくは生きられないものなのです」
    というフレーズが思い浮かびましたが、でも美しい物語みたいになれるならなりたいものですよね~。

    形を変えてそこにいるのに、やはり死亡認定なんでしょうか。

    作者からの返信

    日八日夜八夜様
    ですよねー。苦しまずに済むのはありがたいし、死んだあともさほど迷惑にはならなさそう。邪魔なら伐採してくれていいし。
    フィクションだからこその美しさではありますが、どうせ死ぬならこんな風に……と思ってしまいますね。「人は、美しくは……」というフレーズ、わたしも覚えておきます。
    木になった時点で動物としての死を迎えたという認識なのでしょうか。
    お読みいただき、レビューコメントもありがとうございます!

  • 愛する人に看取られながら木となった二人に切なさを感じつつ、身寄りがなく人知れず木になった人もいるんだろうなあと思うと、やるせない気持ちにもなりました。
    木になったあとも意識は残るのでしょうか?それは幸か不幸か微妙ですね。

    それにしても、足から根が生えてくる場面をリアルに想像すると、めちゃくちゃ気持ち悪い!

    作者からの返信

    江賀根様
    お読みいただき、ありがとうございます。
    人知れず……そういう人もきっといたでしょうね。そういえば最近あの人見ないね、などと言われるならまだいいですが、誰の話題にものぼらない人も中にはいただろうと思うと、一抹の寂しさを感じます。
    ただ、孤独に亡くなると後日発見されたときのお掃除が大変ですが、木になるのなら特殊清掃も必要ないだろうなと考えてしまいました。
    そういえばわたし、ずーっと前のことですが、自分の顔に大量のキノコが生える夢を見ました。嫌だと思って毟り取るんですが、あとが痘痕になって、ほんと凄くて、そんでそこからまた生えてきて……しばらくキノコ見ると気持ち悪かったです!

  •  どのみち不治の病で人を亡くすなら、この病気がいいかもなあと思ってしまったお話でしたが、考えてみれば墓碑を建てるのも墓碑がわりに木を植えるのも同じようなものでしょうか。後生だから逝かないでくれといくら嘆いても、無情にもその人の生は絶たれてしまう。それがどうにも認め難くて墓石や墓木を本人に見立て、諦めのつかぬ思いを徐々に諦めていく。早逝することが多かった時代ならではの別れ方ですね。いいお話でした!

    作者からの返信

    アオノソラ様
    墓も仏壇も、遺った者の心の安寧のためにあるものだとも言われますね。お骨に対してここまで思い入れが強いのも日本人ならではだとお寺の方から聞きました。
    「諦めのつかぬ思いを徐々に諦めていく」というアオノソラさんのお言葉が胸に響きました。レビューコメントも思わず読み入ってしまいました。成定と御台、佐吉とおふじ、どちらのカップルにも思いを寄せていただき、とてもうれしかったです。
    もったいないようなレビューにただただ感激しております。
    ありがとうございました。

  • 拝読しました。

    御台所の話から、おふじさんと佐吉さんの話へつながっていく流れがとても切なかったです。
    木の枝に簪を挿した佐吉さんの気持ちを思うと泣けてきます……。

    作者からの返信

    仁木一青様
    ありがとうございます。
    二組はまったく異なる立場のカップルでしたが、相手を想う気持ちに違いはないのだろうなと思います。
    佐吉、泣けますよね。どんなにつらかったか。それでも約束の簪を仕上げ、枝に挿した彼はいい男でしたね。
    上様と佐吉は幸せになってほしいです。
    お星様もありがとうございます!

  • 人の生を終えて、何百年何千年という木の生に変わる。

    きっと、月見の庭と川辺の野原には、寄り添うように二本の木があるんじゃないでしょうかね。

    作者からの返信

    タピオカ転売屋様
    人としての命は終わっても、木となって生き続ける。
    自然の一部になれるなら、それはそれでいいような気がします。
    月見の庭と川辺の野原。立場は違えど、どちらの木もきっと美しいでしょうね。
    お読みいただき、お星様もありがとうございました!

  • 上様と御台、町人の恋人。二つの逸話があるからこそ、しみじみとその哀れや奇異がこちらにも伝わってきました。
    不思議な奇病。何かの胞子でも吸い込んだら木化してしまうのでしょうか。
    魂が吸い上げられるようにして枝葉と変わり死ぬ、案外、いちばんいい死に方かも知れませんね。
    >それは樹液のようにとろりと垂れて、琥珀の色をしていた。
    この一文が素晴らしいです。

    柴田さんの150回記念に出されたものですよね。@や♪マークがないなんて、なんてもったいない。
    というわけで、わたしがAIファンアートを作ってみました。
    https://www.chichi-pui.com/posts/cfb66969-fddf-4680-9070-970745b7bde4/
    二枚あります。お好きなほうを。

    作ってから、猫小路さんの近況ノートの表紙画をみて、違いを愉しむのがすっかり癖になってますw
    最初は「恍惚とした…乳房を思わせる木のこぶ……」とかいってたのですが、やはりというか、ポリシーに触れて生成してくれませんでした(;´∀`)

    作者からの返信

    朝吹様
    身分や立場の違う二組のカップルを登場させてみました。
    なるほど、「胞子を吸い込んだら」という説は有力ですね。実際にそういうやり方で子孫を残す生物もいたと思いますので、木化病も「病」ではなく「寄生」だったのかもしれません。
    琥珀の涙の描写を褒めてもらえて嬉しいです。わたしの実家の店舗で祖父たちが仕事(釦の加工?)に使っていた角材が立ててあったのですが、その木目に沿って茶色い樹液が垂れて固まっていたのを覚えています。木の涙みたいで、でも触ると固くて、その感触がとても好きでした。
    そ し て ! 
    今回もまたすんばらしいAIアートをありがとうございます!
    めちゃくちゃ嬉しいです。昨日早速拝見したのですが、これどっちか選べというのは酷な話です。
    ので、どっちも近況ノートで紹介させていただきます!
    最初のプロンプトに「フ…」と吹き出してしまいました(笑)それはたしかに怒られそう(笑)
    朝吹さん、このたびもまことにありがとうございます!

  • こうして物語で読むと美しい悲恋ですが、幾人もの愛し合う人たちが涙に暮れたかと思うと…とても恐ろしいのに惹きつけられてしまう、まさに魔物のような病ですね。
    木になってしまった恋人を想い枝に簪を挿してやる、佐吉さんの想いがとても切なく伝わってきました(/_;)

    作者からの返信

    鐘古こよみ様
    罹ってしまえば為す術もなく、日一日と近づいてくる別れのときに幾人がつらい涙を流したか。錦絵や瓦版に夢中になる人たちも、いつ自分の身に降りかかるかしれないのに、それでも惹かれてしまうのを止められない。本当に「魔物」のような病です。
    佐吉の気持ちを想像していただき、とても嬉しく思います。ラストの描写をあのような形にとどめたのは正しかったなと思えました。
    お読みいただき、お星様もありがとうございます!

  • 何と悲しくも美しい物語なのでしょう!!! 純愛ホラー、大好物です!
    難病ものは少し苦手なのですが(怖いので……)、この「木化病」という病気にはおぞましさとともに神秘性があって、是非はともかく、憧れるひとが現れるのも読み売りに語られるのもわかるような気がしますね。
    おふじが木と化していく様子をあえて書かれず、「なぜなら――高い所にある枝に」の一節で締めていらっしゃるのも見事です!

    作者からの返信

    ハル様
    ありがとうございます!ハルさんに気に入っていただけて嬉しいです!
    「木化病」は難病ではありますが、あまりにも現実離れしているので、怖さをさほど感じず、ファンタジーとしてお楽しみいただけたのでしょうか。
    おふじについての描写をあの形にとどめたことで、二人の別れの様子や、佐吉がどんな思いで簪を作り、木に挿したのかを無限に思い描いていただけたらと願っております。
    お読みいただき、お星様もありがとうございます。

  • きれい、でも哀しいお話。
    猫小路さんは心情を書くのはうまいんですよね、だから読者の心が揺り動かされるのだなぁ……😭
    素敵な物語でした。

    企画にご参加いただきありがとうございました。

    作者からの返信

    柴田 恭太朗様
    ありがとうございます(*´`)
    柴田さんの心を揺り動かせたようで、泣き顔の絵文字を嬉しく拝見しました。
    こちらこそ、いつもお世話になっております。今回のお題「成」「定」を最初に見たとき、将軍様の名前みたいだなと思ったのが本作のきっかけでした。「安楽椅子探偵」ならぬ「脇息探偵・成定公」というのも浮かびましたが(笑)
    このたびもお星様をありがとうございます!


  • 編集済

    おふじさん…!(;_;)!
    佐吉さんとの別れは辛かったろうな。でも、木になっても気にかけてくれる人がいるのは素敵ですね…。

    成定様と御台さまの別れが切なくて心に沁みました…。成定様イイ男ですね…!!

    素敵な物語をありがとうございました…!

    作者からの返信

    成定&御台、佐吉&おふじ。ひとつのお話にふたつのカップルを書いてみました(*´з`)
    成定様はいい将軍様のようですね。奥様をちゃんと大事にできるなんて素敵です。いいなあ(笑)
    こちらの方こそ読んでいただけてとても嬉しいです。
    お星様もありがとうございます!

  • 猫小路葵様、木化病に憧れます。死を以って完成する芸術のような美しい病ですね。自分の最期は木化病がいいなと思いました。実際、私の手の甲には碧い葉脈が浮かんでいます。もうすぐ……でしょうか。
    ああ、でも、成定様や佐吉さんのような、樹木へ変化する際に寄り添ってくれる人がいたらいいなとも思います。
    恐ろしくも幻想的で美しく、切なくて哀しい、それでいて憧れる……素敵で不思議なお話でした。
    猫小路葵様、今回も素晴らしい小説をありがとうございました。

    作者からの返信

    ブロ子様
    奇遇ですね、ブロ子さん。わたしの手の甲にもぶっとい葉脈が何本も……
    成定様や佐吉さんみたいな人がいてくれる場合もあれば、中にはひとりでひっそりと逝く人もいるのでしょうね。あえてどこにも根を張らずに命を終える人だっているかもしれません。
    いろんな感情でお読みいただけてとても嬉しく思います。
    こちらの方こそいつもありがとうございます。お星様にも感謝申し上げます!

  • どうして、このようなお話を考えられたのだろうと、興味が湧きました👀
    大地に根を張るときに、恍惚の表情を浮かべる。
    🙄💭♨️
    お風呂に入るときを思い浮かべてしまいました🤭
    けれど、大切なパートナーがそうなってしまうと、とても悲しいですね😿
    良い匂いを放つ木。
    どんな花を咲かせるのでしょう🌳🌸

    作者からの返信

    宮本 賢治様
    マジレスしますと、お題の「成」と「定」で最初に浮かんだのが『将軍の名前みたいだな』でした。そこから肉付けした感じです。
    宮本さんの「お風呂に浸かるとき」という例えが絶妙で……!笑
    たしかに近いのかもしれません。それくらい気持ちがよくて、苦しまずに行けるのはせめてもの救いかな。
    人によって咲く花も違うのでしょうか。
    お星様も入れていただき、ありがとうございます!

  • おふじさん!(´;ω;`)
    木になったおふじさんに佐吉は簪を挿してあげたのですね。
    佐吉は簪の木と共に生きていくのでしょうか。

    作者からの返信

    時輪めぐる様
    幼いころからお互いの事しか見てこなかったような二人ですから、佐吉の喪失感たるや如何ばかりかと……つらいですね。
    忘れることはできないかもしれませんが、幸せになってほしいと思います。
    お星様も入れていただき、ありがとうございます!

  • コメント失礼いたします。
    昔、浅草の和装店で見た簪は、とても美しく繊細でした。野の花を象った簪。きっと若木に楚々と映えたことでしょう。読後、悲しさよりも美しさが香り立ちました。
    読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ナカメグミ様
    佐吉の作った簪はきっとおふじによく似合っただろうと思います。メグミさんがご覧になったのもきっと綺麗だったんだろうなあ。
    美しいと言っていただけてとても嬉しいです。
    こちらの方こそ、お星様も入れていただき、ありがとうございます!

  • 拝読いたしました。

    何とも奇妙な病気ですね。人が木となり、香りを発する。
    ただ奇病よりも、それを娯楽とする大衆の方が奇異に感じました。他人事ではないはずなのに。現実の話で恐縮ですが、コロナ禍の騒動を体験したからでしょうか。
    愛する人間が別の形で生きているのは救いなのか、どうしようもない悲しみなのか。こればかりは当事者でなければわかりませんね。

    作者からの返信

    二ノ前はじめ様
    奇妙奇天烈奇々怪々でございます。
    コロナの騒動も織り込もうかと考えましたが、今回は見送りました。
    樹木となってそこに存在し続けるその人を見ていることが幸せなのか否か。本当に、これは当事者でなければ答えは出せない問題だと思います。いっそ跡形もなく消えてくれた方が精神衛生上よいと感じる人もいるでしょうから。
    レビューコメントも書いていただき、まことにありがとうございます!

  • おお、おふじちゃん、死んでもうたか。。
    しかし、悲恋の物語でありながら不思議と悲壮感がなく、読後感の良いお話しでした。死んでいく者が、苦しまず、そこで木として生き続けるからかも知れません。
    だけど佐吉には幸せになって欲しいですね。

    良い作品でした。
    お星様入れておきますね。

    作者からの返信

    小田島匠様
    幼いころからお互いしか見てこなかったかもしれない二人にとって、片方が急にいなくなるというのは大きな悲しみだろうと思います。幸せになってほしいですね、佐吉。
    読後感が良いと言っていただけて嬉しいです。人としての命は終わったけれど、これからは樹木となって生き続ける。そこにひと掬いの希望があるといいですよね。
    お読みいただき、お星様もありがとうございました!