エモいシチュエーションでした
婦人科のオペ患病室には、そこかしこに重い諦観が立ち込めているという概念があるのですが
不安や傷みを徹底して書き込まれないAsariさんの世界観に引き込まれ、あっさりと異次元に迷い込ませてもらったような数分でした
好きだったはずの声さえ忘れた元カレでも、フラットな感じでお母上をお見舞うような人であれば、なるほど カーテン越しに息を潜めるこちらの心中からは術前の気落ちも退屈も吹き飛んで、遠い日の恋のエピソードをたどってしまうだろうなと思ったりしました
物語が成立する(読み手がすんなり入っていける)為に必要なのは、一行の説明でいい その一行が難しいのに、お見事でした