概要
推しへの狂気的な愛が、最恐の悪役を生み出した。 模倣じゃない。愛だ。
現実での私には何もなかった。仕事も、友人も、未来も。
あったのは、七年分の愛と、針で刺した指の痕だけ。
死ぬ直前、最後に思ったのはコスプレの続きのこと。
——神様は、その願いをこんな形で叶えた。
異世界に転生した私の顔は、推しそのものだった。
推しがいない世界で、私が推しになる。
彼女の見たくても見られなかった夢の続きを、この手で叶える。
悪役令嬢に拾われ、元ラスボスに喧嘩を売られ、殺人鬼に懐かれる。
それでも私は揺るがない。この命が尽きるまで、彼女であり続けると決めたから。
——でも、気づいてしまった。
「アシュレイでいる」ことと、「私自身である」ことが、少しずつ、ずれ始めている。
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