概要
名門校の君は、もう遠い人。声もかけられない、不器用な幼馴染の恋。
「日向(ひなた)」という温かい名前の通り、昔は一番近くで私を照らしてくれていた幼馴染。だけど、違う制服を着て、違う学校へ通うようになってから、私たちの距離は少しずつ離れていってしまった。名門お嬢様校の綺麗な制服をまとい、ますます大人しく、遠い存在になっていく日向。地味な普通校の制服を着て、ただ遠くから彼女の後ろ姿を見つめることしかできない、人見知りな私の遥(はるか)。もう、住む世界が違うんだ――。そう諦めかけていた夕暮れの駅のホームで、私たちは偶然の再会を果たす。お互いに人見知りで、言葉がうまく出てこない。二人の間に流れる、痛いくらいに静かな沈黙。だけど、夕日に照らされた日向の瞳は、あの頃と何も変わらない、私の大好きな幼馴染のままだった。不器用な二人が放課後の街で、あの日失くした距離を少しず
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?