概要
孤独な吸血鬼皇子×正体不明の美青年――呪われた国で二人が紡ぐ物語。
――「よぉ、名無しの第三皇子サマ? 俺と一緒に、この国の呪いを解かないか?」
三百年前、魔女の呪いによって巨大な『鳥籠』に閉じ込められた帝国。
そこで生まれた第三皇子は、名前すら与えられない化け物――吸血鬼だった。
死人のような白い肌、闇を溶かした黒髪、そして柘榴のごとき赤瞳。
離れの屋敷に幽閉され、孤独に生きて十九年。
ついに彼の【死刑】が決定されてしまう。
絶望のカウントダウンが進む中、運命の歯車は動き出した。
午前0時の鐘の音と共に現れたのは、不敵に笑う暗紫の青年。
まるで御伽噺の魔法にかけられるように、皇子はその手を取った。
「呪いを解く鍵はお前にあるんだ」
孤独な吸血鬼皇子と謎の美青年による、呪いを終わらせる旅が幕を開ける。
「すべてのはじまりは
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