概要
気づいたらいなくなっていた。夢の中だけの隣人。
売掛287,000円。三週間前から、ミキが来ない。
歌舞伎町のホスト・REN-004は、今夜も電話をかける。繋がらない。繋がらない。繋がらない。
路地の端の濡れた段ボールを見ながら、三年前のことを思い出す。トー横にいた頃、深夜に現れてカロリーメイトを渡した女の人のことを。名前はサキさん。それだけしか知らない。
サキさんは気づいたらいなくなっていた。ミキもいなくなった。そういう人ばかり思い出せる。
夢の中だけの隣人と、レンは呼んでいた。名前は知っている。それだけだ。
歌舞伎町は夢に似ている。この街にいると、いつもそう思う。人は通り過ぎる。深く関われないまま、消えていく。
今月、300万を割りそうだ。
歌舞伎町のホスト・REN-004は、今夜も電話をかける。繋がらない。繋がらない。繋がらない。
路地の端の濡れた段ボールを見ながら、三年前のことを思い出す。トー横にいた頃、深夜に現れてカロリーメイトを渡した女の人のことを。名前はサキさん。それだけしか知らない。
サキさんは気づいたらいなくなっていた。ミキもいなくなった。そういう人ばかり思い出せる。
夢の中だけの隣人と、レンは呼んでいた。名前は知っている。それだけだ。
歌舞伎町は夢に似ている。この街にいると、いつもそう思う。人は通り過ぎる。深く関われないまま、消えていく。
今月、300万を割りそうだ。
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