魔導騎士ルークは、社会や人との交流を学ぶために入学するも、新入生歓迎会で結界が破られ、暴走した飛竜が王太子婚約者候補である公爵令嬢リゼリアを襲う。
そこでルークは飛竜を殺さず制圧し、最後はリゼリアを守り、恋に落ちる。
そのような立ち上がりが、とても丁寧に描写されているのがまず印象的でした。
魅力を感じたのは、ルークは最強なのに恋愛経験ゼロというところ。
本音がつい口から出てしまうところなどがかわいらしく、自然と応援したい気持ちになりました。
そして周囲から「冷徹令嬢」と呼ばれるリゼリアは、本当は誰より優しく、人知れず皆を守っていたところにもグッと惹かれました。
ラブコメを彩る登場人物の配置も魅力的で、その掛け合いに何度もクスッとなりました。
家族愛も描かれ、さらにはミステリー要素が加わり、見どころが満載です。
テンポが良くて読みやすいので、楽な気持ちでページを開くことができます。
恋愛、陰謀、家族の過去が少しずつ交差していく物語をぜひお楽しみください。
第1話を読んだ瞬間から、この作品が上手いことが分かります。
新入生歓迎パーティで操られた飛竜がリゼリアに突進する。そこへ現れたルークの戦闘描写が秀逸です。飛竜の重心を利用した体捌き、術式の一部だけを狙った雷線、神経の急所への手刀魔法と体術を組み合わせた戦闘が短い文章で鮮やかに描かれ、「王国最強戦力」という肩書きに説得力を与えています。
そして地面に倒れ込んだ後の「だいじょうぶです。。。たぶん」顔を手で覆って真っ赤になりながらこのセリフを言う少年と、骨折を疑って顔を覗き込もうとする令嬢のすれ違いがもう完璧です。笑えて、尊くて、一切くどくない。
第7話「男たちの浮かれた会議」はこの作品の構造的な強みがよく出ています。ラインハルトとルークが「リゼリアを喜ばせる訓練」として飲み物温め魔法を真剣に練習し始め、王家の海の保養地視察案が生まれ、事件の資料は一切進まないこの会議コメディとして完成された一話が、ラインハルトの王者としての風格とルークの純粋さ、カイルの観察眼、ユリウスのツッコミという四者のキャラクターを全員立たせています。
リゼリア自身については、「冷徹令嬢」という周囲の評価と、実際に皆のために魔法を使い、怪我を心配し、「少し微笑む」という素顔のギャップが丁寧に積み上げられています。「星空と海の間で」「溶けた氷」「内なる気づき」と続く話タイトルが、彼女の変化の軌跡をそのまま示しており、22話現在まで一度も急がずに心の扉が開かれていく過程が描かれています。
連載中でありながら毎日更新という誠実さも、作者のこの作品への熱量を示しています。「このライトノベルがすごい!WEB大賞」応募中ぜひ多くの読者に届いてほしい一作です。
「冷徹令嬢」と恐れられ、孤独を抱える公爵令嬢リゼリア。
しかしその素顔は、誰よりも不器用で優しい少女だった――。
彼女のピンチに現れたのは、王国最強戦力でありながら、ヒロインの前では赤面・パニック・機能停止を連発する超ピュア騎士ルーク!
この戦場と恋愛の『ギャップ萌え』は必見です。
さらに幼馴染の王太子ラインハルトも距離を縮めつつある二人の関係を見て「思い出の焼き菓子」を手に本格参戦。
お互いの誠実さを認め合いながらも、リゼリアの一番近い場所を巡って静かに火花を散らす男たちの真っ向勝負に、胸が熱くなること間違いなしです!
また、シスコンな弟ユリウスと、有能すぎる隠密カイルの切れ味鋭いツッコミが物語のテンポを最高に盛り上げ、シリアスな陰謀ミステリーと『微糖ラブコメ』が絶妙なバランスで展開します。
読めば必ずあなたも応援したくなるはずです!
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