★
0
概要
明日休む誰かの番号が、今日の水面に浮かんでいた。
地方高校の放送委員・瀬尾侑は、昼休み放送の原稿に見覚えのない一文を見つける。
本日の欠席番号、17-水-04。
読むはずのないその番号は、廃止前の旧プールの水面にも浮かんでいた。欠席の多い同級生・塩津透子は、それを見ずに言う。
「明日欠席する人の番号だよ」
まずい紙パック飲料、文化祭準備、補習、保健室、放送室、屋上給水塔。
くだらない高校生活の隙間に、記録されない声と、一秒だけ消える音が混ざっていく。
これは、夏の学校で誰かの声を残そうとする話。
けれど、残せるものはいつも少しだけ足りない。
本日の欠席番号、17-水-04。
読むはずのないその番号は、廃止前の旧プールの水面にも浮かんでいた。欠席の多い同級生・塩津透子は、それを見ずに言う。
「明日欠席する人の番号だよ」
まずい紙パック飲料、文化祭準備、補習、保健室、放送室、屋上給水塔。
くだらない高校生活の隙間に、記録されない声と、一秒だけ消える音が混ざっていく。
これは、夏の学校で誰かの声を残そうとする話。
けれど、残せるものはいつも少しだけ足りない。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?