男:女=1:10の魔法世界。魔法の使えない俺ですが、世界最強の【魔力バッテリー】として大魔女たちに奪い合われています
壬生狼
第1話 異世界転移してしまったわ
まさかのまさか・・自分が異世界へ転移してしまうなんて。
小説やアニメの世界ならば 喜んで眺めていたであろう異世界・・飛んでからまだ一週間だが、今の時点で理解できたことを話そうと思う。
異世界転生物によくある 剣と魔法の欧州中世が舞台かと思ったがさにあらず。現代日本、いや現代日本風といえばいいか。
生活のレベルは俺が住んでいたニッポンとほぼ同じ。だが、決定的に違うのは男女比率が男:女=1:10の 男女逆転世界に近い。
そして何よりこの世界は魔法世界。さらには銃刀法の存在しない世界である。ただし銃器は発展していない。せいぜい火縄銃のようなものが極々まれにみれるらしい。
ここまでなら俺の知る普通といえば普通の異世界物語の範疇を逸脱はしていない。
だがなんと!驚くべきはこれからだ。
この世界で魔法を使えるのは女性だけなのだ。なのだがその魔法を使うための魔力の保持は男の役目なのである。
いびつな男女比ってだけで少ない男は大事にされるどころか 性的な事件に巻き込まれやすいはずだ。ところが 魔力タンクの役目を持つ男は 大事にされるんだよ。
だって男ってのは見ただけではどれだけの容量を持つタンクなのかわからん。
へたに男を窮地に落とし込むような真似は、女にとっても社会システムにとっても大事になりかねないからだ。
ただ、タンクの役目を持って女性に魔法を使わせるためには、男性が自らの意思を持って女性と接触する必要がある。
つまり 無理やり(強姦のように)タンクから魔力を吸い上げようとしても不可能。吸い上げられる容量は女性個人の能力次第なのだがおおよそ一時的なタンク容量は100前後らしい。どんな初期魔法も最低10は必要なので 一般的な話をすると魔法10発くらい使用すると魔力枯渇が発生する。
ちなみに男性のタンク容量は、一般男性で1000。能力が高い人でおよそ1万くらいだ。成人前のこどもならおよそ半分というところ。
だいたい理解いただけたろうか?
タンク容量の大きい男性はただでさえ引っ張りだこ。おまけに見た目も性格も良ければ人生ハーレム一直線間違いなしである。
で、ようやく 異世界転移者である俺の話になるんだが・・・
ヤマト
19歳(この世界の成人は15歳)
レベル:10
保有魔力最大値:12000
魔力譲渡効率:3.0
譲渡後魔力の状態維持能力:3.0
説明しよう。
魔力タンクから女性に魔力譲渡する際は、手をつなぐ→ハグする→性行為する という例でいくと20%→30%→100% の効率になる。
同じ時間内で譲渡しようとした場合、仮に10分単位で100の魔力移譲が可能だとしたらこの場合。魔力移譲は100*0.2=20になる。
ハグによる譲渡なら同じ時間で、100*0.3=30 性行為なら 100
さらに譲渡効率3.0ということは3倍のブーストがかかって手をつなぐだけで3倍の60 性行為なら300になる。
譲渡後の維持能力とは、一端女性に譲渡された魔力は時間とともに霧散していくのだが、通常なら10分程で霧散するところ10*3.0で30分維持されるのだ。つまり魔法使いは魔力維持能力だけ考えれば3倍の継戦能力を持つことになる。早撃ちしてしまえば意味のないことだが、それでもこの差が命運を分けることはありうるはずだ。
とまあ、こんな世界に紛れ込んだおれはとりあえず宿泊先の1室でこれからのことを検討中なのであった。
お金どうしたかって? そりゃあ 辻タンクやってあげたら大いに喜ばれてちょっとした大金もらえたんだよ。え?どこまでやった? ああ、言わせるな。恥ずかしいだろ。
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