第三十七話 絆

YOROI〜ヨロイ〜


第三十七話 絆


華苑神宮。


重い空気の中、

導厳の言葉を聞いていた琉火達。


導厳は、

静かに語り始める。


導厳

「ケルベロス……じゃったか。」


琉火

「……」


導厳

「火の進源。

無鉄砲ではあるが、

情に厚く、皆を引っ張る戦士じゃった。」


導厳

「クラーケンか……」


有水

「……」


導厳

「水の謙心。

冷静沈着な男で、

皆の精神的な支柱でもあった。」


導厳

「ガルーダじゃな……」


風美香

「……」


導厳

「風の信永。

自由に振る舞っている様に見えて、

その実、常に戦況を打破する実力者だった。」


導厳

「アヌビス……」


彩華

「……」


導厳

「地の時定。

人一倍不器用な奴じゃった……

だが、

誰よりも仲間想いの戦士じゃった。」


琉火、有水、風美香、彩華は、

黙って導厳の話へ耳を傾けている。


導厳

「そこに、

時のYOROI戦士であったワシ。」


「先代の火、水、風、地、時のYOROI戦士……

というわけじゃ。」


静寂。


やがて――


琉火

「でも……

YOROIが反応しなかったのは?」


導厳

「うむ……」


火狼が現れ、訥々と話す。


火狼

「それは、我々から話そう。」


琉火達が振り向く。


そこには――


火狼、水龍、疾鷲、地犀。


四体のYOROI獣達がいた。


疾鷲

「悪ぃ……

ちょっとビックリしちまってよ。」


水龍

「まさか、

再び会うとは思わなくてな……」


地犀

「今はあんなだが、

かつての守護者。

牙は剥けん。」


火狼

「我等もまだまだだという事だ……

済まなかった……」


そして、YOROI獣達の空気が変わる――


地犀

「……だが。」


水龍

「心の整理はついた。」


疾鷲

「もう迷わねーぜ!」


火狼

「今の守護者は琉火……

お前達だ。」


琉火

「ありがとう、火狼。」


有水

「水龍、

あなたに見限られない様に研鑽するわ。」


風美香

「ノリ悪ぃぜ? 相棒!

アンコールと行こうぜ、疾鷲!」


彩華

「地犀、

これからも頼む。」


琉火

「でも、えっと……

進源さんだっけ?」


導厳

「気遣いには感謝するが……

進源達はもうおらん。」


「あやつらは、

シュラに加担する者……」


「ケルベロス、

クラーケン、

ガルーダ、

アヌビスじゃ!」


有水、風美香、彩華

「……」


琉火

「……ごめん。

でも、

ケルベロス達は何でシュラに?」


導厳

「そこじゃな……」


その時――

麒麟も姿を見せる。


麒麟

「……事の真意まではわからないけど、

シュラは不思議な力を使うわ。」


「凛子のこともあるし……

その類いかもしれない……」


風美香

「ま、何にせよ、

仲良くしましょうって感じじゃなかったしさ。」


彩華

「また会うことにはなるだろ。へっ!受けて立つぜ。」


有水

「最悪、

吊るして吐くまで聞きましょう。」


琉火、風美香、彩華

「あ、有水姉……」


風美香

「ま、琉火は聞く前に突進しそうだけど?」


琉火

「風美香もまた整理しきれなくなって、

変な英語が飛び出すんでしょ?」


風美香

「なっ……!」


琉火と風美香は、

互いに舌を出し合う。


だが――


その目は、

確かに笑っていた。




※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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