第三十五話 完敗

YOROI〜ヨロイ〜


第三十五話 完敗


華苑神宮。


力の差を見せつけられる形で、劣勢に立たされる琉火達。


ケルベロスからの技を受け、起き上がる事ができない琉火。


その前へ、

ゆっくりと歩み寄るケルベロス。


ケルベロス

「上に盾突くことの愚かさを……わからせないとなぁ……!」


ケルベロスが容赦なく拳を振り下ろす──

その瞬間!


ガキィィン!!


鈍く重い衝突音が響き渡る。


ケルベロス

「……ッ!? お前は……!」


そこに立っていたのは――


導厳。


導厳は、

錫杖を構えたまま、

静かにケルベロスを見据えている。


導厳

「まさか、こんな形で……また会うことになるとはな……」


「だが……何故じゃ!!」


導厳の言葉には、怒りだけではない、何か複雑な感情が滲んでいる。


琉火

「……導厳さん?」


そして――


クラーケン、ガルーダ、アヌビスも集うように姿を現す。


クラーケン

「……まだ、生きていたか。」


ガルーダ

「フッ…死に損ないめ。」


アヌビス

「流石に老けたわねぇ。フフ💜」


導厳

「……」


琉火達は、

導厳と四羅将達の雰囲気に違和感を覚える。


まるで――


互いに何かを知っている…


そんな空気だった。


ケルベロス

「なるほどなぁ……」


ケルベロスは、

倒れている琉火達へ視線を向ける。


ケルベロス

「コイツらは、新たにお前に見初められたYOROI戦士(ツワモノ)達ってわけか。」


導厳

「選んだのは……YOROI獣達じゃ。」


ケルベロスは鼻で笑う。


ケルベロス

「まあ、いい。」


クラーケン

「今はまだ、その程度ということだ。」


ガルーダ

「未熟な翼では、空には届かぬ。」


アヌビス

「ちょっとぉ、あまりいじめちゃ可哀想よ。

せっかくの新しいお友達なんだから。

ね、(ツイン)テールちゃん……ウフフ💜」


彩華

「……ッ!」


ケルベロス

「まぁ、今日はこのくらいにしといてやるよ。」


その瞬間――


四羅将達の身体が、

黒い闇へ溶け込むように消えていく。


そして最後に残ったのは――


不敵な笑いだけだった。


静寂。


その場に残された琉火達。

そして、導厳。


導厳は、

去っていった闇を見つめながら、

静かに呟く。


導厳

「何故じゃ……どうして、お前たちが……」


その声には――


どこか、

深い後悔が滲んでいた。





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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