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  • 第1話への応援コメント

    静かな作品なのに、読み終わった後じわりと重みが残りました。

    冒頭の「火星に春などというものは存在しない。それでも彼女はそう呼んでいた」という箇所が、最初から引っかかっていました。
    クリスの中にまだ地球の感覚が残っている。
    なのに「たぶん馴染めません」と言う頃には、何かが静かに変わっている。
    その変化が押し付けがましくなく、気がついたら起きていたような書き方になっているのが印象的でした。

    梅の映像が「香りがしない映像」として出てくる場面も気になっています。
    懐かしいはずのものが感触を失っているのに、クリスはそれを悲しむ様子もない。
    その淡々とした距離感の中に、最後の「それも悪くない」がすでに芽生えていたのかもしれないと感じました。

    「最初の土にならなければならない」と彼女自身が口にした言葉が、最後に彼女自身へ戻ってきてしまうところが、ずっと頭から離れません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます
    褒めていただいて本当に励みになります