孤独死の恐怖が世間を包んでいた。
が、その恐怖を解消する素晴らしい施設がある。
老女・月子は、ついに その施設への入居の日を迎えた──。
この施設には入居に厳しい条件がありますが、入居が叶えばもう至れり尽くせり。
感じのいい女性職員が迎えてくれて、素晴らしいお茶を提供してくれて、極上の部屋に案内してくれます。
ええ、何も疑うことはありません。
そりゃあ、「入居条件」にも「施設が建っている場所」にも「提供されるお茶」にも「部屋」にも大きな理由(意味)がありますが、……ありますが、そんなのを……気にしたら……だめなんです……。
だめなんです……。