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  • 蕾が開くときへの応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    妊娠をきっかけに迎え入れた植物の蕾の成長と、自身のお腹の膨らみを重ね合わせる導入から、一気に物語の優しい温度感に引き込まれました。着圧ソックスのほつれや、陣痛の最中に夫が代わりに食べるディーターなど、綺麗事だけではない出産現場のリアルな生活感が丁寧に描かれていて、だからこそ終盤の奇跡的な瞬間が深く胸に染み入りました。

    ■ 全体を読んでの感想
    夜が明けて新しい命が産まれた後に、夫から届く「咲いた」という写真付きのメッセージ。そして、その白い花を見つめる主人公の「毎日、蕾を眺めていた夫の背中を思い出した。それをあんなに他人事みたいに思って見ていたのに。今は画面越しの白い花から——目が離せない。」という心理描写が本当に素晴らしいです。
    そして、すべてを美しく回収するラストの「娘の名字に『月』という字を入れた。」という一行。一晩だけ白い花を咲かせる神秘の花(月下美人)と、夜中に産まれた娘の命、そして家族の始まりがその一文字にカチリと凝縮される瞬間の切れ味に深い感動を覚えました。

    ■ お題「省略法」の活用について
    本作では、テーマである「省略法」が、説明的な言葉を極限まで省くことで、ラストの一行の美しさと家族の絆を最大化するために、非常に洗練された形で使われていました。

    ・【命名の理由や夫婦の会話の省略】
    娘の名前に「月」を入れたというラストにおいて、夫婦がどんな会話をしてその名前に決めたのか、他にどんな候補があったのか、といった詳細なプロセスがあえて一切語られず「省略」されています。この引き算があるからこそ、読者は「一晩だけ白い花を咲かせたあの夜の記憶」が、娘の名前にそのまま永遠に閉じ込められたのだと、直感的に、そして最もロマンチックな形で受け取ることができました。

    ・【夫が一旦帰宅した『孤独な時間』の省略】
    主人公が出産を終えて眠っている間、夫が一人で家に帰り、誰もいないリビングで静かに花が開く瞬間を待っていたであろう「夫側の時間」があえて省略され、一枚の写真メッセージだけで提示されます。この情報の引き算によって、夫がどれほど愛おしそうにその瞬間をカメラに収めたのかが、画面越しに主人公(と読者)へダイレクトに伝わる見事な余白になっていました。

    ■ 最後に
    省略法という技法を、多くを語らずとも「家族の歴史が始まった瞬間」の輝きを一番ピュアな形のまま読者の心へ届けるための、極上の額縁として使いこなされた素晴らしい作品をありがとうございました。
    あの写真に写る、大きな白い花の眩しさが今も胸に残っています。また部室にて、あなたの紡ぐ、日常の奇跡を切り取った美しい物語に出会えるのを心より楽しみにしております。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    自分でも気付いていない余白を拾ってもらえたような気がします。
    素晴らしい企画をありがとうございました。

  • 蕾が開くときへの応援コメント

    参加したくて読むのを辞めてました…が、間に合わなかったのでようやく読める!と参りました😂
    月下美人、ぱっと思いつきましたか?わたしも書くなら月下美人だと決めてました🫶
    出産のシーン、リアルでジーンとして泣きそうになりました…!流石の表現力でした!

    作者からの返信

    読んでいただけて嬉しいです!
    月下美人は「月 植物」でググりましたw
    儚くもロマンチックな花ですよね
    夏谷さんの書く月下美人もぜひ読んでみたい…!^ ^
    コメントありがとうございます!

  • 蕾が開くときへの応援コメント

    企画に参加してないのにコメントして大丈夫でしょうか?まずかったら削除しちゃって下さい。

    お題の使い方が巧みだなと思いました。いやー凄い。
    「膨らみきった蕾」や「使い古されたソックス」で臨月の月もワードなのかなと思ったり、旦那さんが隣でご飯を食べているところが好きです。一晩だけ咲く白い花がぴったりに咲く思わず読んでて「すご……」って一緒になりました。娘さんの名前に『月』という字を入れたという一文で、すべてが一つに繋がっててとても美しいです。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!!
    そうですね、月は入れやすかったので、色んな「月」を織り交ぜました。拾ってもらえて嬉しいです^ ^
    コメントありがとうございます!