僕への応援コメント
第2話。
答え合わせのはずなのに。
待ってください。どういうことですか。
『君は、あの子の前には姿を現さなかったんだね……。いや、見る側に条件があるのかな……。それとも、もういないのかな』
初めは「家」だと思いました。「木」だとも思いました。「空気」なのか。
しかし、そうなると『姿を現さなかった。見る側に条件』に合致しません。
『君は泣いて怒って、捨てられたかと思った、なんて言ってたね。捨てるはずがないのに。』
『枕でもあったかのような寝心地だったのを覚えてる。』
『数えるほどしか会っていなくても。』
『これを読んでいる時、君が後ろにぴったりとくっついて、覗いてきたから。』
実際に会っている……。見える。
では「幽霊」「精霊」でもなさそうです。
『家の倒壊は、君にとって死となるのだろうか。』
やはり「家」ではない。
……いや。
『その美しさに感動して、すぐに君へと決めたっけ。
均等に並んだ屋根の瓦、触り心地のいい漆喰塗りの壁。
本当に、本当に、君に運命を感じたんだ。』
そうか、やはり「家」なのか。
だから「倒壊」が「死となる」
いや、そうなると『条件によって見えない』というのが引っ掛かる。
あ……
『声をかけたら君が、僕の元を去ってしまう気がして、』
「座敷童子」?
作者からの返信
円つみき様、一話と二話両方に心のこもった感想をありがとうございます。
おかげで新作を書くモチベーションにつながりました。
さて、『君』について触れるためにもこの小説の裏話から入りますね。
まず、この小説の一話は学校の授業の課題で書きました。
短歌を題材にして小説を書く指示で、八重葎の短歌から発想を得た次第です。
その時には二話の語り部である男性もただ引っ越しをして出ていった元家主で、『君』もただの意思を持った家でした。
しかし、ある日なんとなく元家主視点も書いてみようと思い、構成をリンクさせて書きました。
その時点で両片思いの構図は完成しています。
そして、少し時間が経って、文芸部の活動で部誌を書くことになり、テーマは神隠しとなりました。
私はこの小説を多少改変して使うことにして、『君』を家の付喪神という設定にしました。
ここに掲載している方の小説は神隠し用に改変した箇所を消してはいますが、『君』は付喪神であることを意識しています。
しかし、書き始めた当初は意思を持った家という認識で書いていたため、私にも『君』がどういう存在なのかよくわかりません。
作者である私にわからないのなら、もう誰にもわからないでしょう。
しかしこの二人は人からの理解の外側にいると思いながら書いたため、今の形が理想なのかも知れません。
ややこしい設定や来歴のため長文の説明となりましたが、少しでもこの作品についてお伝えできていれば幸いです。
改めまして、この度はコメントをしていただき、誠にありがとうございました。
私への応援コメント
企画から来た者です。
まだ第1話しか拝読していませんが……。
待ってください。どういうことなのでしょう。
最後の八行でひっくり返されてしまいました。
処理に追い付かず、しかし、ただ、このまま第2話に移ってしまうには惜しい気がしてクリックがためらわれます。
第1話。
美しいお話でした。まだ第2話を拝読していませんので、またひっくり返るかもしれませんが、第1話は美しい。
大切な人が亡くなり、その人を想うとき、その経験は私はいまだにありませんが、想像はできます。
ただ、この作品のようには想いを巡らすことができません。
読み手である「私」の想い。すごく鮮烈に刺さりました。
また「貴方の隣で……」と繰り返されたあの部分。行間をあけることによって強調され、本当に叩き込まれました。
素晴らしいです。
さて、第2話に移る前に、なぞ解きをしなくては――。
企画へご参加いただき、ありがとうございました。
僕への応援コメント
読み合い改善企画から来ました。
とても素晴らしい作品でした。
美しい文。ほのかな謎。相手を思う気持ち。それらがうまく調和しており、最後までスラスラと読めました。