まさに社畜な旦那様……!
赤い血を吐くということは一応人体だったりするんでしょうか。あるいはバッテリーの液みたいなものなのか……。
歯車と人体の組み合わせ、藤田和日郎先生の『からくりの君』に登場する悪役・狩又貞義を思い出しましたが、無機物と有機物が同じ場所に存在することの心地良い違和感みたいなものを楽しませていただきました!
歯車に対する妻の雑な扱いとかゾクゾクしましたー!
作者からの返信
もも様
そういえば昔のヒーローものに「キカイダー」という正義の味方がおりました。体の中の機械部品が透けて見えてたり、一風変わったヒーローでしたね。今ふと思い出しました。
無機物と有機物の融合。そんな違和感や、奥様の落ち着きっぷりをも楽しんでいただけたなら嬉しく思います。
レビューコメントも書いていただき、ありがとうございます!
最初の一行から最後の一行まで巧いなぁと今回も感心しております。
夫が歯車を吐き出した。
リアルならば、吐血とか、脳溢血とかに相当する大ごとですよね。
なのに奥さまは淡々と「あら、夫がまた働きに出て行ったわ」という目で見送っている。
サイボーグならば、歯車を吐こうが故障しようが、ただの修理品か廃棄物の扱いで済む。けれども「夫」という役割も担わせているのであれば、奥さまの態度は、「夫さん何人目……?」そんな疑いも呼び込みます。
作者からの返信
朝吹様
おぉ……もしかしたら○人目かもしれないとは怖い。生命保険の死亡保険金も「病死の場合」「ケガの場合」「歯車の場合」などと分類されてる世界線なのかもしれませんね。
この夫さんは会社の福利厚生でしっかり直して(治して)もらって、また頑張って働いてもらわねばなりません。
読んでいただき、お星様もありがとうございます!
コメント失礼致します。
わあ、奥様が一番ホラーだ!と思いました。
淡々と今後のことを考えながらトーストをかじる…、すごいですね…。
戻って来た夫と、夫もどき(?)が仲良くしてくれるなら良いですが(いや、いいのかな…)、妻を取り合って揉めたらどうなるのだろうとか、つまらないことまで色々考えてしまいました……!
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
幸まる様
奥様の評判がいいですね(……いいと言えるのか?)。
メンテナンスが済んで帰宅した夫と歯車の夫が対面したらどうなるのでしょう?一風変わった三人暮らしが始まるのでしょうか。色々想像してお楽しみいただけるのは、とても嬉しいです。
読んでいただき、お星様もありがとうございます!
シュールなお話にううむと唸ってしまいました。
世の中はひとりひとりが歯車となって回っている、といえば聞こえはいいですが、実際に歯車になっても働こうとするなんて……社畜ダメ、ゼッタイ……
異変の生じた夫を会社が引き取っているのもホラーですね。歯車を夫と認識してお給料のことを考える奥さまもなかなか肝が座ってる……!
読ませていただきありがとうございました!
作者からの返信
お肉にはワサビ様
「過労死」という言葉が出来たのはいつ頃だったでしょうかねぇ。体壊してまでというのはダメです、ぜったい……
歯車の修理は会社の福利厚生なのかもしれません。しっかり直して(治して)また働いてもらわないとね!
読んでいただき、お星様もありがとうございます!
人を社会の歯車に例えたのは誰が最初なんでしょうね。そんなことを考えながら読みました。
小さい歯車が少し大きな歯車を回す。社会を回す歯車の会社、それを回す歯車の夫の中にも小さな歯車があり……その埒外にある妻がどうにも異常に見えてしまう不思議。
シュールなお話を、ありがとうございました!
作者からの返信
志乃亜サク様
「社会の歯車」は英語でも「Cog in the machine」と言うそうですし、日本人じゃなく他の国の人が言い出したのかもしれず、謎は深まるばかりですね。
体内で歯車が回ってる方が異常なのに、そうじゃない奥様の方が異常に見える不思議。シュールの醍醐味でしょうか。
読んでいただき、お星様もありがとうございます!
夫=仕事、という皮肉な物語でしょうか。
ずっと納期に囚われているのを見ると、〈仕える事〉という仕事の文字が本当にホラーに見えてきますね。
でも、この距離感の結婚の方が幸せに見える、と言ったらホラー発言になってしまうでしょうか。
個人と個人が理解し寄り添いあう形態よりも、夫と妻の役柄を満たしていればそれで良しとする方が長続きはしそうです。
歯車を吐こうと二人に増えようと、夫という役割が満たすものが欠けていないならそれで、良し。
こう言う割りきった考え方の方が、際限なく自分の気持ちや生活の不足を相手に求める不可能な要求に歯止めかけられる気がするな。
相手を全部理解するって、やっぱり不可能に思えるし。
あれこれ考えられて、面白かったです!
作者からの返信
日八日夜八夜様
「こういう割り切った考え方の方が」たしかに、です。
不足ばかりが目について、不満ばかりを並べ立て……お互いの欠点だけしか見えていないような、そんな関係に比べたら、この夫婦は等身大の毎日を粛々と生きている気がいたします。
正直そこまで深く考えていたわけではなかったのですが、皆様のコメントを拝読していると、ひょっとしてコレそこそこいい話なんじゃないかという気がしてきます(笑)
読んでいただき、レビューコメントもありがとうございます!
これ、ホラーなのは完全に妻ですよね。夫のことパートナーどころか人間とすら思ってないもの。一見すると社畜の悲劇とホラーに見えますけど、夫はもしかするとそこまで使命感を持って働けるだけ幸せかもしれません。納期の向こうには人がいるんですよね。互いの信頼があって納期ってのがあるわけで、遅れられた方はたまったもんじゃないですし。信頼に応えるべく約束を守ろうとするのはある意味尊いかもしれない。まあ、その約束を命懸けないと守れないような、酷い数量と乏しいリソースを会社に押し付けられてるんだろうけど。
まあ妻には妻なりに、夫のことを金を産む機械にしか見えなくなるような事情があったのかもしれないし、それを想像するのも面白いですが。
短いながらもステレオタイプな読みとは違う味があって面白かったです。
作者からの返信
アオノソラ様
いろんな角度からお話読んでいただいて大変嬉しく思います。わたし自身思ってなかったことも、こうしてコメントで読ませていただき、新たな発見にドキドキしたりしております。
こうしてみるとホラーだったりSFだったり人間ドラマだったり、さまざまな見方ができますね。どなたの作品もそうですけれど、設定ジャンルにかかわらず、いろんな想像が膨らみます。
お楽しみいただけてよかったです。ありがとうございます!
お久しぶりです、やっとおじゃましてます〜ヽ(´▽`)/
いや、奥さまおっかないですね……。「どっちも愛せばいいか」まで、哲学的な思考に片足を突っ込みつつ「そうだよね」と微笑ましく読んでいたのですが、最後のひと言でぞっとしました。
改めて本篇をうろうろしてみると、あの状態のご主人(?)を「いつものように送り出し」ちゃう時点でおっかなさは滲んでたのか……とも思ったり……。
ああ誰かッ……このご主人に休息の時を……ッ!
いやあ、たっぷり楽しませていただきました。
ありがとうございます(^^♪
作者からの返信
白菊様
白菊さん!こんにちはー!私の方こそご無沙汰していてすみません💦
今作はまことに奥様へのコメントを多くいただき、彼女の人気っぷりに舌を巻いております。夫に同情を寄せつつ、皆さん奥様に目が釘付けだったような……
そんなお気の毒な夫さんはこの機にしっかり直して(治して)いただきましょう。元気になって、また働くためにも( ;∀;)
こちらの方こそ読んでいただき、お星様もありがとうございます!