ホストの猿と、ウリ(言葉通りの身売り)をして貢ぐカニを描いた愛憎劇が幕を開けた!ラストの怒涛の復讐劇は、まさに手に汗握る怒涛の展開!復讐は虚しいものと分かっていながら、無性に蟹鍋が食べたくなる一作です!
現代版「さるかに合戦」として、大変面白い作品でした。ホスト沼や歌舞伎町を描きながらも、「承認」「依存」「搾取」「SNS」といった現代社会の構造そのものが寓話として組み込まれていて、その構成の上手さがとても魅力的だと思います。とはいえ、蟹自身も……なので、単純な勧善懲悪にならず、先が読めないのも面白いところでした。かなり尖った作品なのに、エンタメとして一気読みできる熱量が凄かったです。