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概要
その町には、言わないことで守られていた真実があった。
とある商店街に佇む文具店〈栞屋〉の店先には、古びた「なんでも相談箱」が置かれている。ある日そこへ入っていたのは、「三年前に消えた姉は、本当にいなくなったんでしょうか」という一通の手紙だった。差出人は、姉の行方を知らされないまま過ごしてきた高校生の弟・翔太。栞屋を手伝う相沢結衣は戸惑いながらも話を聞き、商店街の人たちにたずね始める。だが、誰もが姉のことを知っているようで、肝心なことだけは口にしない。小さな町に残された沈黙の奥で、結衣がたどり着く“返事”とは。手紙と不在がつなぐ、感情ミステリー。第1回徳間書店小説新人賞応募作。
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