タイトルだけ見ると少し硬そうですが、実際はかなり自由で読みやすい随筆集でした。
子どもの頃や高校時代の思い出、剣道、図書室、旅、食べ物、植物、甲冑、カメラなど、話題はかなり幅広いです。
でも単に「こんなことがありました」で終わらず、そこから自分なりに調べたり、考えたり、昔の自分を振り返ったりするので、一話ごとにちゃんと読み応えがあります。
特に良いのが、真面目な考察をしていたと思ったら急に脱線したり、過去の自分にツッコミを入れたりするところ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
知識を見せる文章というより、作者さんが実際に考えている過程を一緒に追っている感じがあります。
思い出を読む回もあれば、知らなかったことを知る回もある。
話題はバラバラなのに、読んでいくと「この人は物事をこう見るんだな」という一本の芯が見えてくる。
気になった話から気軽に読めるのに、つい次の話まで覗きたくなるエッセイでした。