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わたしのうた―歌のない詩―

わたしのうた―歌のない詩―

依近

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★18
6人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 宝山めめ
    56件の
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    ★★★ Excellent!!!

    音楽の死んだ街で、溢れた想いが音楽になる

    音楽の死んだ街、シュタインベルク。


    この物語の魅力は、やはり圧倒的な「音」の描写にあります。


    音楽を知らない少女は、靴音の響く音を、自分の体内の鼓動の音も、咲く花をもリズムに変えて、「音楽」を感じる。

    少女から生まれるその「音」は、穏やかで透き通っていて、柔らかな陽光のようにあたたかい。



    読みながら感じたのは、「音楽が音楽である理由」とは何か、という問いでした。


    それはきっと、愛と呼べるような、あふれる感情そのものなのではないか――
    そんなふうに思わせてくれる物語です。


    五年後、十年後、二十年後。


    【わたしのうた】がどんなふうに生まれ変わっていくのか、思わず想像してしまいます。


    そこには苦味や悲しみもあるかもしれない。

    それでも、この少女の歌は、変わらず美しい愛に溢れているはずです。

    • 2026年4月18日 13:26