ネットのコメント欄という身近な題材が、ここまで不気味に感じられるのかと驚かされました。日常と隣り合わせの恐怖がリアルに描かれていて、じわじわとした怖さがあります。この先どのような展開になるのか、とても気になります。
本作は、平凡な中年男性の日常描写から始まり、ネット炎上への依存と快楽が徐々に狂気へと変質していく過程を丁寧に描いたホラー作品です。特に、匿名の誹謗中傷という行為が“狩り”として描かれ、コメント欄が生態系のような異様な空間へと変貌していく構造が印象的です。日常的なネット活動が、そのまま恐怖へ直結していく導線が非常に巧みです。後半では「釣れた」という単一の言葉が反復されることで、不気味さと不可解さが増幅され、現実と怪異の境界が崩れていく感覚が強調されています。現代的なネットホラーとして完成度の高い作品だと感じました。
もっと見る