第17話 東西戦線-④

東(あずま)VSバイバイ決着より数分前……

「相変わらず…すばしっこいなぁ!」私は大剣を振るう。

「そちらこそ、相変わらずですね。相性の悪さも変わらないっ…!」プリムラは超感覚と小さな体を駆使して私の周りを駆け回る。 

「豪爽剣(ごうそうけん)・爆閃(ばくせん)!」勢いよく剣を地面に突き刺し辺りが崩れ始める。

「地を崩し!バランスも取れない!もらった!」私は剣を振り下ろす。

「四象景律(ししょうけいりつ)-所(ところ)……出雲(いずも)…!」プリムラは態勢を立て直し、私の剣を受け止める。

「騎士団長、まだまだ。」

「西の勇者!お前もな!」私は筋力ですぐに剣を構え振る。

「剣が、重いから騎士団長の筋肉でも、よゆーで間に合う。」結構全力で剣を振っているが平然と受け止められている…。

「はっはっはっはっ!私もまだまだだな!つまり、お前はもっとまだまだだ。」私は再び剣を振るう。

「それ、何度も見ている。」

「それはどうかなぁ!剣種交代(ギアチェンジ)!」大剣の形がどんどん変わっていき日本刀のような形状に変化した。

「四象景律-秘……天(そら)。」軽くなった剣を私はとてつもない速さで振る。

「危なっ。」プリムラはギリギリで後ろに反り剣を避けた。

「クソっ!勘か…。」

「そんな事できるんだ。初めて知ったよ。」

「言ってないからな。てか、避けられたの初めてだよ〜。」正直、超ムカつくけど平然を装い談笑するが、次の瞬間お互いの剣がぶつかり合う。

「僕さ全力なんだけど何でついてこれるの?」

「パワー!剣種交代…!」すぐさま剣を入れ替え、攻撃を当てるが当然のように防がれていまった。

「さっきのほうが良かったんじゃないの?」

「私はこっちのほうが好きなんだ。」再び私とプリムラは睨み合う。剣と剣が何度もぶつかり合う。

「ほら見ろ!こっちの方が防ぎやすい!」

「そのせいで、泥仕合…気にしたほうがいい…。」

「泥仕合でも!勝てばいいんだよ!分かるかい?どれだけ時間がかかってもいいじゃないか!時間が許す限り、やり続ければ!」

「流石は騎士団長。熱血系、僕は苦手だな…。」

「私はタイプじゃないのかい?悲しいね。」

「いや、騎士団長は、可愛い…。」

「ははっ!そっちもな!」プリムラにようやく攻撃が当たる。

「痛いなぁ…。」そこそこ飛ばしたがすぐに戻ってきた。そしてプリムラの猛攻が始まった。

「グッ……。」プリムラは思ったよりも力が強く、押し負けてしまった。

「この剣がなければあなたは筋肉質な人なだけた。」剣を盗られてしまった。だから私は突き進んだ。

「それは私のお気に入りなんだ。返してもらうよ。」私は手を前に突きだした。それにより大量の剣が出現し、プリムラを襲う。

「私が〈絶対要塞〉と呼ばれるか知ってる?なんかね、大量の剣が要塞の壁に見える的な馬鹿げた理由さ!ということでラストはしっかり決めろ、アズマ。」剣の猛攻を半分ほど避けたプリムラの背後に俺は回っていた

「静謐(せいひつ)。」俺はプリムラの胴体を真っ二つにした。

「よかったんですか?俺が決めて。」

「もちろんさ。勇者を殺るなら勇者が決める。その方が面白いでしょ!」

イースト護衛騎士団団長〈絶対要塞〉ワルパフ・カイゴウVS〈西の勇者〉プリムラ・ヘスペロス


勝者イースト護衛騎士団団長〈絶対要塞〉ワルパフ・カイゴウ


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