第5話 敵の新型!?絶体絶命404小隊!

 「敵の…新型!?」


見たことのない魔女の姿を見て、私はそう叫ぶ。


次の瞬間、その新型が180度首を回してこちらを見てきた。

奴が見ているのは今現在対面しているマルクやニーミ、ナナのほうじゃない。彼女たちの先にいる私だ。なぜだか分からないが、私の直感がそう告げていた。


「ひっ…」


こんな体験したことがない。恐怖を感じた私は思わず悲鳴を上げてしまいそうになる。


「おいマスター!どうすればいい!!!」


私がおぞましい魔女の姿におびえていると、ニーミがそうやって声を張り上げる。

そうだ、私は人形師(ドールマスター)。私がこんなんじゃ、現場で実際に戦っている彼女たちに示しがつかない。


「とりあえずニーミとマルクは距離を取って!ナナは敵の監視をお願い!と、とりあえず応援を要請したからそれまで持ちこたえて!!!」


「敵を目の前にして後退とは…すこし癪にさわりますが、わかりましたわ。

ニーミさん!行きますわよ!」


「言われなくてもわかってる!!!」


マルクとニーミは私の支持通り、その場から後退する。しかしその姿をとらえた魔女は両手の銃を彼女たちに向けて発砲した。


銃口から魔力の光が放たれる。


マルクは間一髪回避に成功するが、ニーミは少し反応が遅れてしまった。


「ぐわっ!?」


ニーミはここからじゃ回避は間に合わないと判断し、盾を構えて敵の攻撃を防御する。しかしその威力は、先ほどの雑魚たちとは桁違いに高かった。

彼女はその威力に耐え切れずに後ろに吹き飛ばされてしまう。


幸い致命傷にはなっておらず、彼女は直ぐに起き上がる。

そして立ち上がった直後に反撃を開始した。


「いってぇなクソ野郎!!!」


短機関銃を魔女に向け、射撃。

しかしその八本の足をカサカサと動かして、なんなく回避してしまう。そしてその勢いのまま進路をニーミのほうへと向ける。

先に盾役(タンク)を破壊して、その後に二人を撃破しようという狙いだろう。


「当たらねぇ…!?」


右に左、ニーミの攻撃をひらひら、いやカサカサと気持ち悪く回避しながら彼女の方へと接近していく。

マルクが横腹にランスを突き刺そうとするも、それすら回避してしまう。


「避けられた…生意気ですわね…新型!?」


見たことのない魔女の姿を見て、私はそう叫ぶ。


次の瞬間、その新型が180度首を回してこちらを見てきた。

奴が見ているのは今現在対面しているマルクやニーミ、ナナのほうじゃない。彼女たちの先にいる私だ。なぜだか分からないが、私の直感がそう告げていた。


「ひっ…」


こんな体験したことがない。恐怖を感じた私は思わず悲鳴を上げてしまいそうになる。


「おいマスター!どうすればいい!!!」


私がおぞましい魔女の姿におびえていると、ニーミがそうやって声を張り上げる。

そうだ、私は人形師(ドールマスター)。私がこんなんじゃ、現場で実際に戦っている彼女たちに示しがつかない。


「とりあえずニーミとマルクは距離を取って!ナナは敵の監視をお願い!」


「敵を目の前にして後退とは…すこし癪にさわりますが、わかりましたわ。

ニーミさん!行きますわよ!」


「言われなくてもわかってる!!!」


マルクとニーミは私の支持通り、その場から後退する。しかしその姿をとらえた魔女は両手の銃を彼女たちに向けて発砲した。


銃口から魔力の光が放たれる。


マルクは間一髪回避に成功するが、ニーミは少し反応が遅れてしまった。


「ぐわっ!?」


ニーミはここからじゃ回避は間に合わないと判断し、盾を構えて敵の攻撃を防御する。しかしその威力は、先ほどの雑魚たちとは桁違いに高かった。

彼女はその威力に耐え切れずに後ろに吹き飛ばされてしまう。


幸い致命傷にはなっておらず、彼女は直ぐに起き上がる。

そして立ち上がった直後に反撃を開始した。


「いってぇなクソ野郎!!!」


短機関銃を魔女に向け、射撃。

しかしその八本の足をカサカサと動かして、なんなく回避してしまう。そしてその勢いのまま進路をニーミのほうへと向ける。

先に盾役(タンク)を破壊して、その後に二人を撃破しようという狙いだろう。


「当たらねぇ…!?」


右に左、ニーミの攻撃をひらひら、いやカサカサと気持ち悪く回避しながら彼女の方へと接近していく。

マルクが横腹にランスを突き刺そうとするも、それすら回避してしまう。


「避けられた…生意気ですわね!」


マルクが激昂する。スラスターを吹かせ、急旋回しランスを横に薙ぐ。しかし、そこに魔女は居ない。


マルクの視界が急に暗くなる。

マルクが上を見上げると、そこには魔女の巨体があった。


魔女がにぃ、と気持ち悪い笑みを浮かべる。


「いまだ!!!ナナ!!!」


「了解!!!」


ズドン!!!


ナナの魔眼を通して見た感じ、この魔女には推進器と思われる器官は装備されていない。それなら、空中で自在に動くのは不可能なはずだ。

そう思いナナにこのタイミングで発砲を命じたのだ。


私の予想通り、砲撃は命中してくれた。


「ギエェッ!!!」


魔女が見た目通りの気持ち悪いうめき声をあげて吹き飛ぶ。

しかし、さすがVII等級。それでも致命傷には至っていないようで、すぐに立ち上がる。


魔女も反撃をしようと、両手の銃を構えた。


不味いな…。今の消耗した状態じゃ、次の攻撃を十分に回避、あるいは防御できるかはわからない。


一体どうすれば…。そう、私たちが迷っていると…


「第55戦術機動小隊、只今現場に到着しました。404特務小隊の皆さん、後退してください。」


上を見上げると、そこには飛行装備をまとった五人の量産型魔術人形が漂っていた。


「…皆聞いた?全員後退して。」


部隊名は「第55戦術機動小隊」。

私が配属された「王国軍エルトボーデン基地」所属の正真正銘エリート部隊だ。

私は言われた通り、みんなを後退させた。


彼女たちは私たちを一目見降ろした後、迅速に行動を開始する。


一人一人の統率が取れた動きで、魔女のことを的確に追い詰めていく。

マルク、ニーミ、ナナ。いくら彼女たちが優れていたとしても私の指揮じゃあ、あんな動きは出来ないだろう。

何が軍学校を首席で卒業したエリートだ。まだまだ私は未熟じゃないか。

第55小隊の姿を見て、私は自覚するのだった。


「…終わったみたいだね。」


ナナが魔眼を通して、戦場だった場所を映し出す。

そこにはあっさりと倒されてしまった魔女の姿があった。


第55小隊の娘たちは、魔女を確実に撃破したことを確認し基地の方へと飛び去って行った。


数分程待っていると、彼女たちの方にも帰還用のヘリコプターが飛んでくる。


こうして、第404特務小隊の初任務は幕を閉じたのであった。




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新人人形師《ドールマスター》の私、落ちこぼれの魔術人形部隊を任されました! ポーリュシカ @Mi-kou

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