概要
その唇は、本来──騎士にしか許されない。
《あらすじ》
フェルディオン騎士学院には、騎士に寄り添い、その心と命を支える存在がいる。
それを夜花(よばな)という。
夜花はただの従者ではない。
剣士の孤独や怒りを受け止め、側で支える存在だ。
時には酒に付き合い、時には眠れない夜に寄り添う。
そして──
望まれれば、同じ寝台に入ることもある。
可憐な名を与えられているが、飾りではない。
彼らもまた剣を取る。
騎士が倒れれば盾となり、時にはその身を差し出す。
さらに頂点に立つ者は、月下と呼ばれる。
騎士たちが憧れる、伝説の存在。
リオルは夜花に憧れる候補生だった。
けれど──
憧れの月下に、お前は“愛がない”と告げられてしまう。
足りないものを知るために踏み込んだのは、街外れの男娼館。
そこで出会ったのは、静かに距離を詰めてく
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