絵画の英雄たちが現実を駆ける!唯一無二の美術館ファンタジー‼️
歴史的名画の人物たちが絵画を飛び出し、現実世界で戦う――。
この設定だけでも十分ワクワクするのですが、本作の魅力はそれだけではありません😁
『モナリザ』や『ナポレオンの戴冠』など、誰もが一度は目にしたことのある名画が物語の中心となり、それぞれの絵画に秘められたロマンや歴史が壮大な物語へと繋がっていきます。
さらに敵は、絵画だけでなく歴史そのものを書き換える邪神。
絵画の改変が現実世界へ影響を及ぼすという発想が面白く、ページをめくるたびに「次はどの名画が登場するんだろう」と期待が膨らみます。
芸術、歴史、ファンタジー、バトル。
その全てが見事に融合した作品です。
美術館が好きな方はもちろん、異能バトルや歴史ロマンが好きな方にもぜひ読んでほしい一作です✨️
本作は、絵画世界から表れ現実世界の歴史を歪曲しようとする邪神を封じるために主人公が名画に描かれた人物、英雄らと共に邪神に挑む物語です。
まずこんな着想の物語は極稀です。驚きます。
児童文学作品には類似の要素を待つものはあれど、本作ほどに多重に要素のある作品はないかと思います。
名画の知識、美術史、宗教史、政治史等の博識な事物を基底として豊富な語彙で編まれた物語。
時にコミカルに進行し。時に異能力バトルのの様相を呈します。
少年漫画のような胸熱のバトルさえ展開します。
秀逸なのは。
各絵画から同一人物が現出するため、キリストやナポレオンが複数人いるのです。
しかもそれぞれに、性格づけが確りあったりします。圧巻です。
テンプレや定型な物語を厭う方、美術史がお好きな方はもちろん、おしなべてファンタジー好きな方へは、確実におすすめできる作品です。
ご一読を強く推薦いたします。
絵画世界「ピクトリカ」から財宝が抜き取られ、現実世界「ヒストリカ」に持ち出されているらしい。
ナポレオンから急遽呼びつけられたモナリザはそう告げられ、さらには宝飾品泥棒を成敗するよう命じられる。
導入からやられました。
一度は見たことあるような世界的名画が生きていて、しかも自由に動いている。それだけでもワクワクするというのに、若く見せたいモナリザなど、出て来る人物がみな魅力的。
多分生きていたらほんとにこうなんだろうな、を体現してくれる小説であり、現実味のある世界観も合間ってグイグイ物語に引き込まれていきます。
ロマンと知的好奇心を同時に満足させてくれる作品を探している方。
面白い作品を探している方。
非常におすすめの作品です。
この作品は、誰もが一度は名前を聞いたことのある名画の常識を、巧みにパロディへ落とし込んでいるところが魅力の作品だと思います。
特に印象的だったのは、冒頭の「いつもの晩餐」です。「最後の晩餐」を知っているほど、イエス不在の食卓という発想のおかしさと、それをもっともらしい美術解説として語る構成に引き込まれました。
また、「宮廷の侍女たち」の中で、マルガリータ姫が歴史上の人物や有名画家まで自分の絵画世界に取り込んでいるように語る場面も印象的です。絵画に詳しい人ほど元ネタとのズレが分かり、そのズレ自体を楽しめる作りになっていると感じました。
単なる美術ネタのコメディではなく、ピクトリカとヒストリカという世界設定を使い、名画の住人たちが実際に動き、事件に巻き込まれていく展開にも広がりがあります。
現在公開されている43話のうち、半分ほどまで拝読していますが、今回は序盤中心の紹介です。この先、名画たちの世界がどのように広がっていくのか、続きも気になる作品だと思います。