あのひらがな表記は、ここで役に立つのか……ッ!!
異世界召喚ものの王道を踏まえつつ、歯医者という意外性が物語に独自の面白さを生んでいます。ハズレ扱いから始まる二人の掛け合いがテンポよく、スキル名の誤読から物語が転がり出す導入が秀逸です。軽快なコメディの裏に不穏さも漂っており先が気になる物語です。
王に召喚され、勇者や聖女がもてはやされる中、主人公と女子高生の真白だけが「ハズレ」と見なされて追放されます。ですが、主人公のスキルは歯の痛みを操る〖歯医者〗、真白は衛生や補助に強い〖ハイジーン〗で、二人は予想外に相性のいいコンビでした。王都を離れ、冒険者として身を立てながら生き残りを図っていく流れが本作の軸です。ただの追放ざまぁ系ではなく、主人公の職業知識や観察眼がちゃんと武器になっているのが良かったです。異世界ものの定番を使いながら、かなり独自の味が出ている作品だと思います。
烙印のように押された〖敗者〗と〖廃人〗は、追放の先で初めて自分の価値”を取り戻し始める。弱者と決めつけられた二人が、常識をひっくり返しながら最怖へと変わっていく過程は痛快で切ない。この物語は、与えられたレッテルではなく選び取った生き方こそが人を強くするのだと語っている。
異世界に召喚された主人公が、神とのやり取りの末に創造したスキルで鑑定を受けた結果、まさかの〖敗者〗判定!さらに〖廃人〗扱いのJKと共に追放されることに――という、追放系異世界ファンタジーです。勇者や聖女がチヤホヤされる中での「はいしゃ」スキルというギャップが最高に面白い。序盤から主人公の異常性が光り、廃人JKとのバディ感も魅力的で、今後の展開が非常に楽しみです。「ハズレスキルからの最怖無双」が好きな人には間違いなく刺さる一作!
そうそう、「痛かったら手を挙げてください」と言われて、助かった人いますか?手を挙げれば苦痛から逃れると思ったのに、返って来たのは「そうですねー」という同情心だった経験とか。つい、そんな記憶が蘇る、異世界ファンタジーです。ある意味、お仕事系?でも、スキルもポイントも話に出て来る、真面目に書いてて面白おかしい物語です。こういうはいしゃ、好きです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(12文字)