絶対に最終章まで読んでください!「24人のビリーミリガン」に匹敵するようなすごい小説です。作者は各種コンテストで良い成績をあげられている確かな文章力に裏打ちされた気鋭の作家さんです。
路花という一人の女性のとても深い物語。朝の自分と昼の自分と夜の自分、3つの人格が謎を深めます。
前半は読んでいて苦しい場面もあります、そこに深い意味があります。そのすごさは最終章で分かります。長く暗い夜がゆっくりと終わり、朝陽がわずかに差してくるような、そんな展開が待っています。心に傷を負った人間の苦悩と、かすかな希望をこんなに丁寧に書いた物語を読んだのは初めてです。そんな素晴らしい作品でした。
書籍化を望みます。