大学の映画研究会に属する2人を軸に、60年代の熱い学生運動を描く力作です。
時代背景を知らない方には、やや敷居が高いところもあるかも知れません。私もこの世代より一つ下になるので、大学にまだそういう人が残っていましたが、安保闘争っていったい何と闘ってるのか理解出来ませんでした。
『いちご白書をもう一度』という歌で描かれるのが、この時代の学生運動ですが、この作品を読むと、彼らが何と闘っていたのか少しわかって来た気がしました。大島渚監督の『日本の夜と霧』という映画が何度も言及されていますが、これも時代の空気を醸し出しています。
同時代を生きた人ならぜひ、そして全く知らない若い人も、衝撃的な青春を味わっていただきたいです。