星を売る子どもたちへの応援コメント
夜の町を歩く子どもたちの足音が、読みながらずっと耳に残る。
星を拾う、売る、食べる、しまい込む。
どれも少し可笑しくて、でも胸の奥に静かに触れてくる。
そのバランスが心地いい。
ソラの内側から助けてくれるという言葉には、思わず笑いながらうなずいてしまうし、引き出しの星の場面では、不意に背筋を正される。
星はファンタジーなのに、感情の扱い方がとても現実的で、読後、おいらの中の、まだ光ってる何かを探してしまう。
優しくて、少しずるい物語だなと、ファンとして素直に思う。
作者からの返信
こんなふうに受け取ってもらえて、本当にうれしいです。
感想そのものが、もう一篇の物語みたいで、静かに何度も読み返しました。
足音が耳に残る、という言葉がとても好きです。
あの子どもたちは、きっと軽くも重くもない足取りで、夜を歩いているんだろうなと改めて思います。
星を拾う、売る、食べる、しまい込む。
どれも「正解」じゃなくて、それぞれの生き方や心の扱い方であってほしくて書いたので、その可笑しさと静かな手触りを感じてもらえたのが何よりです。
虎口さんの中の星はきっと優しくも強く輝いていると思います。
本当に素敵な感想をありがとうございます。
月灯りと猫の声への応援コメント
夜の路地と古本屋、そこに猫が集まるだけで、もう心が勝手に静かになる。
白猫の視線や「にゃあ」の一声が、説明しすぎずに感情をほどいてくるのが心地いい。
しゃべる猫なのに押しつけがましさがなく、月明かりみたいに必要な分だけ照らしてくれる感じが好み。
怖さよりもぬくもりが先に立って、読み終わるころにはおいらの胸も少し軽い。
夜にそっと読み返したくなる一篇。
作者からの返信
読んでいただいて、こんなふうに受け取ってもらえて、とても嬉しいです。
白猫は“何かを教える存在”というより、「そこにいてくれるだけ」の存在でいてほしいなと思ったらこうなりました。
夜にそっと読み返したくなる一篇、と思ってもらえたなら、白猫もきっとどこかで静かにしっぽを揺らしています。
素敵な感想を、本当にありがとうございます。
点検運転への応援コメント
何も起こらないのに、確かに大事なことだけが起きている不思議。
タイムマシンを記憶の点検に使う発想が静かに可笑しくて、缶コーヒーの温度まで伝わってくる。
笑えるのに、笑い切れない余韻が残るのが心地いい。
派手じゃないのに、ちゃんと時間を旅した気分になれる一篇。
作者からの返信
こんなふうに受け取ってくださって、ありがとうございます。
「何も起こらないのに、大事なことだけが起きている」と言ってもらえたのが、何より嬉しいです。
触れられるのに触れない、変えられるのに変えない、
その選択が、彼にとっての“旅”でした。
派手じゃないけれど、時間を旅した気分になれたと言ってもらえて、この作品はちゃんとエンジンが回ったな、と思えました。
素敵な感想を、本当にありがとうございます。
ひだまり荘のクロへの応援コメント
読み終わって、胸の奥に小さな日向ができた感じがした。
クロ、なにもしないのに全部していくのがずるい。
励まさない、説教しない、ただ座るだけで人生を少し前に押す猫、最強では。
青年の回復も劇的じゃなく、味噌汁一杯ぶんずつなのがリアルで優しい。
最後、しっぽの気配だけ残して消えるのも猫らしくて、笑っていいのか泣くべきか分からず、結局どっちもした。
静かなのに、ちゃんと心を撫でてくる一篇でした。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
クロ、ずるいですよね。
座ってるだけなのに人生を押していく。
最後の場面も、はっきりした別れではなく、気配だけが残る終わり方にしました。
静かな話でしたが、そんなふうに心を撫でてもらえたなら、書いてよかったです。
いつも素敵な感想ありがとうございます。
嬉しいです。
お菓子な図書館への応援コメント
甘い香りがページから立ちのぼるみたいで、おいらまで口の中がほわっとお菓子味になる一篇。
メイが物語を食べるって発想がもう最高で、気づけばおいらも一緒に図書室へ迷い込んでいた。
スフレさんの声のバニラ感とか、床のマシュマロ感とか、想像するたびに笑みが漏れるのに、どこか胸がきゅっとなる。
こういうやさしい魔法の世界、ずっと浸っていたくなる。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
「ページから甘い香りがするみたい」と言っていただけて、とても嬉しかったです。
メイの“物語を味わう”感覚をどう描こうか悩んだ部分だったので、まっすぐ受け取ってもらえたことが何よりでした。
スフレさんの声の“バニラ感”や、マシュマロの床の“ふわふわしたやさしさ”に触れてもらえたのも、とても嬉しいです。
やわらかい世界ほど、少しだけ胸が締めつけられる瞬間を混ぜたくなるので、その空気を感じていただけて救われました。
優しい言葉をたくさん、本当にありがとうございました。
またいつでも、この図書室へ迷い込んでもらえたら嬉しいです。
夏の忘れものへの応援コメント
夏の風に混じって、ちょっと胸がきゅっとする“ひんやり”が残る一篇。
ユラの存在が、幽霊かどうかなんてもうどうでもよくなるくらい自然で、読み手まで夏の湿度に包まれた。
最後のまた来年で、不意に再放送ドラマの続編予告みたいに期待させられるの、ずるい。
作者からの返信
素敵な感想をありがとうございます。
あの夏の湿度と、“ひんやりした気配”まで感じ取っていただけてよかったです。
ユラの存在がなんなのか。
読んだ方の心のなかに浮かぶ“ユラ”が、それぞれの答えになればいいと思っていたので、「もうどうでもよくなるくらい自然」と受け取ってもらえたことが、とても嬉しいです。
読んでくださって、本当にありがとうございました。
青い月の夜への応援コメント
リナの怖い、でも知りたいって言葉、あれズルい。
勇気ってこういう形してたのか、って読み手のおいらまで胸の奥がポッと熱くなるやつ。
しかも、青い月が呪いじゃなくて、守りだったっていう真相のひっくり返し。
びびり散らかしながら読んでたおいら、やられました。
それにしても、あの影の存在(蒼い月?)が思ったより紳士的というか、意外と話のわかるタイプで笑う。
もっとこう、人間よ滅べみたいなテンションかと思いきや、月の加護をくれるなんて、優しい。
青い月の世界、意外と福利厚生が充実(笑)。
そしてラスト。
リナが立ち向かうところ、あそこはもう読む手が勝手に拍手してた。
勇気が剣より強いなんて、そんなの信じるしかない。
読後、なんだか村の人たちと一緒に光を見つめる日に参加したい気分。
青い月が見えたら、ちょっと外に出てみたくなる、そんな一篇でした。
作者からの返信
心にあたたかくなるお言葉を、ありがとうございます。
リナの「怖いけれど、それでも知りたい」というあの一言をそう読み取っていただけたこと、そして“勇気の形”として受け止めてもらえたこと、とても嬉しいです。
ラストのリナへの拍手、間違いなく届きました。
勇気を信じてもらえたこと、作品にとっても彼女にとっても大きなご褒美です。
青い月を見たらぜひ外へ出てみてください。
いつも素敵な感想を、本当にありがとうございます。
きらきら星ノートへの応援コメント
参った。
読んでるうちに、気づけばおいらの胸ポケットの中にもきらきら星ノートがある気がしてきた。
しかも、中身は多分”推しが幸せでありますように”って書いてあるやつ。
最初の冴えない空で始まる静けさが、もう絶妙。
あの湿気まじりの空気感、傘の先から落ちる雨粒の音、そして偶然のようで必然の出会い。
ああ、七夕ってロマンチックの金メダルを狙える行事だったんだなって思い出す。
悠人と七海の距離感も、ほんの一歩ずつ縮まる感じが最高で。
告白とか大事件があるわけじゃないのに、言葉の端々がじんわり温かい。
まるでぬるめのココアを夜に飲んでるみたいな読後感。
ノートって、ただの紙切れじゃなくて“時間を越える手紙”になるんだなって気づかされる。
最後の一文、“もうすでに叶いはじめている”で心が静かに拍手していた。
あの瞬間、“願い”って信じてもいいんだって、ちょっとだけ素直になれる。
いやもう、こんな優しい奇跡なら、毎年七夕に拾いたいもんです。
作者からの返信
とても素敵な感想をありがとうございます。
胸ポケットに“きらきら星ノート”がある気がした、という表現が嬉しすぎます。
静かな雨の夜や、二人の距離がゆっくり近づく時間を丁寧に感じてくださったこと、本当にありがとうございます。
“もうすでに叶いはじめている”を優しい拍手で包んでもらえたような気がして、胸があたたかくなりました。
こんな優しい読み方をしていただき、本当にありがとうございます。
冬眠病への応援コメント
読んでいてお腹空いたの一言が、ただの空腹じゃなくて生きるための合図みたいに響く。
最初はコミカルにどんどん食べ物が消えていく描写が面白くて、いやどれだけ食べるのって思わずツッコミ入れそうになるんですけど、その裏で、静かに切なさが積もっていく感じがじわじわ胸にくる。
彼とのやり取りもあたたかくて、紙袋いっぱいのメロンパンを渡すところなんて、優しさが普通すぎて逆にぐっとくる。
幸せが確かにあるのに、長く掴んでいられない。
そのもどかしさが、読み終わったあとも体の中に残る。
最後、またお腹空いたから始まるところ、あのループの絶望と忘れてしまう優しさがまざって、苦しいのに美しい。
読み手として、そっとその横に座っていたくなる一篇でした。
作者からの返信
丁寧に読んでいただいてありがとうございます。
「お腹空いた」が“生きるための合図”として響いたという言葉、とても嬉しかったです。
食べるものもあって彼もいて、幸せは確かにあるのに、その時間は長くは続かない。
終わらせなきゃいけないと思いながらもまたループしてしまうもどかしさ。
そっと隣に座って読んでくれたような温度のある感想、本当にありがとうございました。
あくまへの応援コメント
なんだろうこの読後の余韻。
最初は悪魔が人を困らせて楽しむなんて、まあよくある始まりかと思ってたのに、途中からまるで心臓をくすぐるみたいに優しく裏切ってくる。
悪魔が笑顔に心を動かされるくだり、あそこからもう完全に彼に感情移入してしまって、気づけば頑張れ、歩けって心の中で応援した。
いたずらの描写も絶妙で、ちょっと可愛げがある分、後半の孤独が刺さる。
仲間に羽をむしられる場面なんて、痛いのにどこか静かで、美しくすらある。
最後の青い空と女の子の笑顔で締める構成も見事。
笑うことの意味、誰かを幸せにしたいという気持ちの尊さ、それらを悪魔という存在を通して描くことで、まるで童話のような優しさと哀しさが同居している。
読んだ後に胸の奥が少し温かくなる、そんな不思議な幸福感の残る一篇でした。
作者からの返信
こんなに丁寧に読んでいただいて、本当にありがとうございます。
悪魔の小さな心の揺れや、青い空のシーンまで感じ取ってもらえたことが嬉しいです。
“笑うこと”や“誰かを想うこと”の尊さを少しでも伝えられていたら幸せです。
素敵な感想をありがとうございます。
雪の日への応援コメント
一涙……ありがとう。
読んでる途中から、雪がただの背景じゃなくて、ちゃんと記憶と約束の形をしてるのがわかってくる。
静かに積もる雪の一粒一粒が、ふたりの言葉の残り香みたいで、もう胸がぎゅっと締めつけられる。
ラブストーリーって、甘いか切ないかどっちかに振り切ることが多いけど、この一篇はその狭間でふわっと漂ってる。
温かいようで冷たい、でも確かに生きてる感情がそこにある。
特に携帯電話のくだり、あれはズルい。
もう時代の遺物みたいなガラケーが、まるでタイムカプセルみたいに二人の約束を抱いてる。
泣きながら読んでる自分に、ちょっと落ち着けってツッコミたくなるくらい、切なさの波が押し寄せてくる。
ラストの「雪が僕の言葉を君に届けますように」、これがね、ロマンチックすぎて笑えてくるほど美しい。
泣いてるのに笑ってる自分がいた。そんなふうに感情をぐちゃぐちゃにしてくれる一篇、美味しかったです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
だいぶ前に書いた作品ですが、こんなに丁寧に読んでもらえて、言葉にしてもらえて、本当にありがとうございます。
一行一行の言葉があたたかくて、読みながら胸がいっぱいになりました。
読んでくれる方がいるから、こうして物語が息をしてくれるんだなぁと、改めて感じました。
また感情を動かせるようなお話を書いていけるよう頑張っていきますので、よろしくお願いします。
あの日の夕日への応援コメント
夕焼けと缶コーヒーの温度が、十年分の言えなかった言葉をちょうどいい濃さで溶かしていて、おいらまで胸がぬるくなる。
再会なのに再スタートしない潔さが、甘すぎない後味。
「戻らなくていい」で、思わず小さく笑ってしまうのは、切なさが軽やかに着地するから。
派手な奇跡は起きないのに、ベンチに並ぶ距離だけで十分ドラマ。
夕暮れって、やっぱりズルい。