君と世界の果てまで

patapata

第1話 もし世界が終わるなら?

先生「もし世界が終わるなら何がしたいですか?」


リカ「えーわたしは、世界一周旅行行きたい!」


ミリヤ「わたしは、好きなものたくさん食べたい…」


ユウヤ「ぼくは、好きなアニメを見る」


ソウ「俺は、筋トレしておきたい」


カエデ「わたしは、家族とゆっくりすごしたい…」


イチト「ぼくは、博物館に行きたい!」


ジュリア「わたしは、アイドルのコンサートを見に行きたい!」


コウ「俺は、好きなアイドルと結婚したい…」


アレン「そんなこといったら俺も…」


セナ「んー、わかんないやー!」


先生「はい、答えてくれてありがとう。皆さんお子様ランチは最後に好きなもの食べる派でした?そして、今はどうです?好きなものは最後に食べますか?」


リカ「私は、昔は最後に取ってたけど、今は先に食べるかも。」


先生「そう、それはなぜ?」


リカ「だって誰かに取られちゃいそうだから〜」


イチト「ぼくは、誰かに取られないように守りながら最後に食べる…」


先生「そうですか〜。わたしはですね、先に!食べます。なぜかって、いつ死ぬかなんてわからないからです。わたしは好きなことは、いつも先にしてきました。だから、いつ死んでも後悔しません。わたしは、先生になりたくてなりました。皆さんとこうして話せて本当に幸せです。」


ジュリア「わたしも先生で良かった〜!」


先生「はい、ありがとう。」


セナ「でもさ、世界がどう終わるのか気にならない?! なるべく俺死なないように頑張るわ!そんで!最後の終わり方を探し出して、できれば世界が終わるのを止めて 勇者に…なりたいかも…。勇者になったら、お前らに自慢するわ!」


リカ「はいはい」


イチト「それいいね。僕も世界の終わり方知りたいから一緒に行かせて!」


セナ「おーいいぞー!俺の配下にしてやる〜!」


イチト「配下?なんで下なんですか!やっぱ一人で行きます。」


先生「はいは〜い、それではそろそろ授業を終わりますよ〜。皆さんいつ世界が終わっても後悔しないように毎日を過ごしましょうね。」


キーンコーンカーンコーン



カエデ「ただいまー。」


カエデママ「おかえりー。」


カエデ「ママさみしい…。」


カエデママ「どうしたのー?」


カエデ「明日世界が死んだらママどうする?ママとパパと離れるのやだ…」


カエデママ「そんないきなり終わることあったらびっくりだわ!大丈夫よ!手ー洗ってきなさーい。」


カエデ「…うん。」


あの授業のあと、

リカは 世界地図を広げ、旅行の計画を立て始めた。


ミリヤは さっそくお母さんに好きな食べ物を夕飯に作ってもらえるようにお願いした。


ユウヤは 帰ってアニメを見ながら笑っていた。


ソウは いつも通り筋トレをした。


イチトは お母さんに次の休日、博物館に行けるかと相談した。


ジュリアは お母さんと好きなアイドルのコンサートがいつになりそうか、話していた。


コウは 好きなアイドル写真をじーっと見つめていた。


アレンは 好きなアイドル写真とキスをしていた。


セナは ゲームをしながら、「世界の魔王倒すぞー!」と拳を掲げていた。


先生は… 明日学校で話す内容を考えながらニッコリしていた。

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