第2話 インクの色
この間の光景を不思議に思うも、二人はスプラトゥーンを続けていた。
「この前インクリングのamiibo買ってもらったんだ!」
サトシはマナブに自慢げに報告する。amiiboとはキャラクターフィギュアである。マナブは「見たい!」と言って、二人は放課後集まった。
サトシは買ってもらったインクリングのamiiboをマナブの前に置いた。
「やっぱり買ってもらうならオレンジのイカちゃんだよな!」
サトシがそう言うとマナブの顔は少し疑問を浮かべた。
「これってオレンジなの?」マナブは問いかける。
「どうみてもオレンジだよ。いつもプレイしてる画面もオレンジに塗ってるだろ」サトシが当然のように答える。
「僕には茶色に見えるんだよね、なんでだろう?」
二人が同じだと思っていたスプラトゥーンの世界をお互い違う色で認識していた。本当のハイカラシティはどこにあるんだろう、僕たちには認識出来ないのだろうか。
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