無題

初日

 これから毎日、駄文を綴っていこうと思う。思いついた適当なことを書いているのですべてぐちゃぐちゃでキモイ文だけど許してほしい。こんな言い訳でしか自分をまもれない僕をどうか許してほしい。それでもこれを書くのを決めたのはすべては自分のために、これ以上自分を嫌いにならないように。


 自分のことでいっぱいいっぱいで、ただでさえまわらない頭がショートして支離滅裂な文しかかけないだろうし、飛蚊症とやらで視界にノイズが混じって集中できやしないけど、それでも言い訳ばかりの人生はもう嫌なんだ。


 僕は言葉、あるいは文字の力に救われた。だからその力を信じて、好きだった記憶のある文章を綴ることをまた始めようと思ったのが事のいきさつだ。

 文章を書くことは自分の思い、気持ちを開示するのと同義だと思っている。だから今こうして文字を入力している瞬間もとても恥ずかしくて今すぐにでも手を止めたい。ただ、それと同時に今の僕の唯一の心の表し方でもある。これまでの人生で僕は他人に本当の気持ち、思いを伝えたことがない。そんなことをすれば待っているのは拒絶だ。他人を不快にするのは本望ではないし、不快な思いをするのは自分だけでいいと思っているのに、それが空回りして他人をよく傷つけて迷惑をかける。そんな自分が嫌いで過去の自分が今の自分を冷笑してくる。あまつさえ自分に手を差し伸べてくれる人のそれを振り払い、疑い、好きだった人を勝手に嫌いになる。自分の嫌いなとこなんて挙げればきりがないが、こうして文字におこすと少し気持ちがすっきりする。他人の心がどうかなんて知らないけれど、僕の心はずっと答えの無い問いをぐるぐるとループしている。

 まあ、どうでもいいか。自分の気持ちなんてきっと誰ともわかりあえないし,自分自身を冷笑し、他人の目に怯えて笑われながら生きていくんだろう。僕の思いはたぶんほかの人よりもずっと重い。



 ああ、睡眠薬が効いてきて真の意味で頭がまわらないや。でも今日は一歩踏み出せた気がする。昨日の自分よりも今のが偉い。なんてさっさと終わりたい言い訳ばかりが先行するのがやっぱり嫌いだな。軌道修正は明日やる。今日少しでも頑張れたなら明日も頑張れるはず。また明日なんて思えるのが少し嬉しいと思えたそんな夜だった。

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